第10話 新たなる日常
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で来週また身体の状態をみて、改善しているのなら、そのままでいくし、安定していたら、さらにもう1回みて、便秘薬を減らせる方向にしてみたいのだけど」
「えっ? 便秘薬って減らせるんですか?」
「いつまでも、俺も魔法学院にいるわけじゃないし、たとえ、俺がここに残って教師か専属の医師になったとしても、君たちもいつかはここから去るだろう? だから、魔法薬にたよらなくても、便秘にならないことが目標だよ」
「そんなこと、できるんですか?」
「だって、メイドの中でも全員が便秘ってわけでもないだろう?」
「言われてみれば」
「体質もあるけれど、便秘薬にたよらずに、便秘になりにくくする方法はあるから、まずは便秘からの解消に重点をおこうと思っているんだけど」
「はい」
「あと、今回の診察で聞いておきたいこととかあるかな?」
「いえ、特に」
「そうしたら、先週の診断の後の話の続きになるけれど」
そう話は、続いて先週話すことのできなかった話ことはできた。まあ、翼竜人と共存しているところで驚いていたり、彼らにも魔法薬を渡すこともあるというところでは
「彼らに、魔法薬が必要になるんですか?」
「ああ。元々、身体の治癒力が高いのと、先住の魔法がつかえるから、薬草を補助に使うことはあっても、薬草を複数あわせたり、たとえ知っていても、それらをさらに先住の魔法でどうにかして使おうとはしないんだ。だから、医師が見にいくこともあるよ。それで、ついていってその診察の様子を観させてもらったこともあるよ」
逆に二人のメイドの出身地で、生活の習慣が細かいところでは違ったりとか、けっこう教えてもらえるところは楽しめたが、楽しめる時間は長くはないものだ。
帰りには、便秘薬を渡すのと、念のためとしてフラヴィには二日酔い止めの魔法薬も渡しておいた。使う必要がなかったら、戻してくれるようにということで。
週末にあうティファンヌとはどうするか、まだ自分の中では解決していなくて、悩みどころだ。
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