第191話 花咲く都の熱戦
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だ。
それには列記とした理由がある。
何しろ妖精の尻尾には、仲間を勝利へと導く、強い味方がいるのだから。
マカ「初代、今年も奴等に作戦を伝えたんですね?」
メイ「はい。」
マスターの問いに、メイビスは頷いた。
ロメ「やっぱ流石だな、初代。」
マカオ「や・・やっぱし、ただの癒し系じゃ、ねェんだ、な・・・」
ワカ「だ・・だな・・・」
レビ「あれでも、妖精の尻尾を創った人だしね。」
ロメオが感心し、マカオとワカバが改まるように呟き、レビィが苦笑いを浮かべながら言う。
ル「それで初代、今年はどんな作戦をリョウ達に伝えたの?」
ウェ「もちろん全て、初代の計算どおりなんですよね?」
メイ「もちろんです。」
ルーシィとウェンディの問いに、メイビスは力強く頷いて見せた。
メイ「偶然にも、今年の大魔闘演舞には多くの強者達がものの見事に勢揃いしています。苦戦しましたが、私はこの4日間で、敵全員の戦闘力、魔法、心理、行動パターンを全て頭に入れました。」
メイビスの頭を巡るのは、この4日間での戦いの数々。
滅竜魔法や滅神魔法、造形魔法や星霊魔法、召喚魔法や合体人間などなど―――――。
メイ「私は、それを全て計算し、何億通りもの戦術をシュミレーションしました。」
フ「な・・何億通り・・・!?」
マ「敵全員に適応する戦術を・・・!?」
ショ「たった、4日間で・・・!?」
ト「・・す、すごい・・・!」
フレイ、マヤ、ショールの順に驚嘆の声を、トーヤが感嘆の声を漏らした。
メイ「敵の動き、予測と結果、位置情報・・・ここまで全て、私の計算どおりです。」
マ&ショ&ト「!」
メイビスから放たれる、その凄まじい雰囲気を感じ取ったマヤの顔は血の気が失せ、ショールは目を見開き、トーヤは思わず背筋を伸ばした。
メイ「作戦はすでに伝えてあります。」
メイビスが呟いたのと同時に、ずっと仁王立ちで目を閉じていたナツ、グレイ、エルザ、リョウ、ユモの5人がカッ!と目を開けた。5人の瞳は鋭く、眩い光が宿っている。
メイ「仲間を勝利へと導く、それが私の“戦”です。」
メイビスの緑色の瞳も鋭く、眩い光が宿っていた。
呟きながらメイビスはスクッと立ち上がると、人差し指だけを立てた右手を斜め上に上げると―――――、
メイ「妖精の光作戦、開始ッ!!」
ナ&グ&エ&リョ&ユ「了解!!!」
チャ「遂に妖精の尻尾が動いたーーーーーっ!」
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