第十一話
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《リベレイション》!」
『Explosion!!!』
これによって俺の体感している時間と回りが体感している時間は異なるようになった。
この神器、時を刻む赤龍帝の時計は十秒経つ毎にBoostの声と共に力を溜め込んでいき、解放する事によって力を発揮する。
具体的に言うと十秒経ってから解放すると皆が一秒と感じている時間が俺には十秒という時間になる。
これと同じで今は5回溜まっていたから皆が五秒経っている事には俺は五十秒という時間を行動する事が出来る。
俺はその能力を使って何とかエスト一本で弾いたり、時には避けたりしながら何とかここまでは出来ている。
しかし一番厄介なのは…
「私を忘れないでよ、イッセー!!」
そう、こうやって時々ヴァーリが俺に向かって殴りかかってくる事だ。
くそっ……!
そしていつの間にか五十秒が経過していたのか
『Reset』
「しまった!?」
俺はいきなり動きが鈍くなり、それを好機と見たのか二人が同時に俺に襲いかかってくる。
「これで、終わりだね!」
「てめぇが死ねば、ヒロインは俺に振り向くんだ!そのために、死ねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
くそ……ここまでか…………………!
「ここで諦めるとか……お前らしくないで、イッセー」
………………え?今の声……
と、次の瞬間……
「がああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!???」
「くっ……!?」
神名とヴァーリがそれぞれ吹き飛ばされる。
俺の前に舞う土煙。つまりは誰かが高速で動いて二人を吹っ飛ばしたのだろう。
そいつの持っている武器は槍……エリスか?とも思ったがエリスにはあそこまでの高速移動は出来ない。
しかし、俺の中では目の前の人物が誰かがわかった。
土煙が晴れていき人物の輪郭が見えてくる。
髪をいわゆるトサカのような感じに立てており、それが崩れないようにバンダナを嵌め
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