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れは素晴らしい。確かにその辺の商店のものとは違う。扱いがかなり難しそうだが使いこなせばかなりのモノになるだろうな。まぁワシや坊主には無理だな」

ガンドはカタナをアレンに手渡すと言葉を続けた

「ワシも使ったことはないんだがな。坊主が持っているグラディウス等のよく見るあるソードは叩き斬るといった感じだろう?カタナは刀身が弧を描いておるのがわかると思うが、それは滑らせて斬るといったもんなんだ。テクニックが必要で扱いが難しいが『斬る』ということにかけては一番らしいぞ」

ガンドの言葉を聞きながらアレンはカタナを見詰めている。

「どうも製法も違うようでな。型に流し込んで作るのではなく幾重にも金属が折り重なっておるようなのじゃ。とてもしなやかで切れ味は抜群といった具合になっとる。商店で売っているのは型に流し込んで作っておるからそいつは別格じゃな」

続いてノールの説明を受けたアレンは目線をカタナからノールに移す。

「なるほど、俺には無理そうですが使いこなせそうな人物に心当りがあります。よければコレ、売ってもらえませんか?」

ノールは少し迷ったようだが承諾すると金額を提示した。

「買値が20万アデナだったがどうする?」

アレンにとってとても払える額ではないのは明白である。
それはガンドも理解しておりアレンの肩を叩くと皮袋をテーブルへ置く。

「これが20万アデナとは信じられん。40万はしたんじゃないか?この中に40万はないが30万程あるはずだ。それでも足りないが斧の手数料込みと思って受け取ってほしい」

ノールはガンドとしばらく目線を合わせ頷きあうと豪快な笑い声をあげ皮袋を手に取った。

その後アレンは二人に頭を下げ礼を言いコミュニティの挨拶回りへと向かう。
いく先々で熱烈な歓迎を受け夜はコミュニティあげての宴会となり、ガンドと二人ベロベロに酔っ払ってしまい翌日もギランへ戻れず二日酔いでダウンしてしまう。
その翌日ガンドは借りたシルバーアックスを使うことなく返し、鍛え上げられたグレートアックスを手に二人はギランへと戻っていった。

そしてグレートソードが出来上がるまでホワイトナイツのメンバーは各地で腕を磨くことになる。


半年後ハイネ滞在中にノールから連絡を受けたアレンはグレートソードを受け取り新たな情報を得てメンバーと合流した。

「砂漠の蟻の巣で新しい階層が発見されたみたい。どう?行ってみない?」

「あんたがリーダーなんだからあんたが決めなさいよ」

アーニャの一言で次の目的地は砂漠、蟻の巣へと決まり、準備すべくギランへとテレポートしていった。




グレートソードの作製に半年もかかったのはデザインを決めるのにノールのコミュニティが半分に割れ、なかなか決着しなかっ
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