第15話 勝手にしやがれ!!
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ラを倒せる術を、お前が持っているというのか?」
「ああ・・・正直、確証は薄い・・・だが、何もしなければ全員死ぬ。」
「・・・わかった、無理だけは絶対にするな」
「ああ」
んでもって?
グレイと合流したラスト達は、リオンがデリオラを復活させ倒す目的をグレイから聞かされる。
「リオンは昔からウルを超える事だけを目標にしてきた。だからウルがいなくなった今、ウルが倒せなかったデリオラを倒す事でウルを超えようとしている。」
「そっか・・・死んだ人を追い越すにはその方法しか・・・」
「あい・・・」
「待ってくれグレイ、リオンは絶対氷結の氷を融かそうとしているんだろ?ということは・・・」
「ラストは知ってたか・・・そうだ、リオンは知らねぇんだ」
グレイから、衝撃的な事実が告げられた。
「ウルは・・・まだ生きている」
死んだはずのウルが、生きている。
それにルーシィとハッピーは驚愕した。
「え!?」
「うそ〜!?」
「どういうことだ?一体、お前達の過去に何があった?」
エルザの疑問に、グレイは神殿に向かいながら語っていく
「10年前だ、俺達の住んでいた街はデリオラに襲われた。その時、偶然通りかかったウルとリオンに救われたんだ。それが全ての始まりだ。」
ウルに救われたグレイは、デリオラを倒すためにウルに弟子入りし造形魔法を覚えた。
造形魔法を覚える上で、大切な事をいくつも教わった
しかし、復讐しか頭にないグレイには届いていなかった。
ある日、街の商人からデリオラがイスバンを離れブラーゴに移動した噂話を聞き
ウルの制止を聞かず一人で出ていった。
デリオラに挑んだグレイは手も足も出なかった。
助けに来たウルでも歯が立たず、右足欠損の重傷を負う
逃げるよう促すウルの言う事を聞かず、リオンは絶対氷結を使いデリオラを倒そうとした。
ウルはリオンを凍らせ絶対氷結をやめさせ、
元々やろうとしていた絶対氷結を使いデリオラを封じた。
「おまえの闇は私が封じよう」
そう言い残し、グレイの目の前でデリオラを封じる氷となった。
「そう・・・だったの・・・」
「絶対氷結は自身を氷に変換し相手を氷の檻に閉じ込める魔法だ。二度と戻れないが、言い換えれば氷として永遠に生き続けることができる魔法でもあるんだ」
「だが、俺はリオンにはウルが死んだと伝えた。絶対氷結を解こうと人生を棒に振るだろうというウルの願いのためにな」
グレイがそ
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