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FAIRY TAIL 忘却の最期
第15話 勝手にしやがれ!!
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ぞ」

「ナツは?」

「それは私が知りたい」

ナツは零帝の手下、ユウカとトビーと戦っていたのだが・・・その場所に行っても誰もいなかった。

ハッピーが空から探していると、資材置き場に人が集まっていたのを見つけて
一旦そこでグレイと合流することになった

「ナツを探すぞ、見つけ次第ギルドに戻るぞ」

「何言ってんだよ!事情を聞いたのなら今この島で何が起こってるのか知ってんだろ!?」

「・・・それが何か?」

薄情に見える態度に、グレイは言葉を失った。

「私はギルドの掟を破った者を連れ戻しに来た。それ以外一切興味がない」

「この島の人の姿を見たんじゃねえのかよ?」

「見たさ」

「それを放っておけと言うのか!?」

「依頼書は各ギルドに発行されている。正式に受理されたギルドの魔導士に任せるのが筋ではないか?」

エルザの言い分は筋が通っていた、しかし

グレイから見たら、知っていながら村の人達を見捨てる白状な行動にしか見えなかった。

「見損なったぞ、エルザ!!」

「・・・何だと?」

「エルザ様になんてことを!」

「様って・・・」

「お前までギルドの掟を破るつもりか!」

エルザはグレイに剣を向ける。

「ただでは済まんぞ」

いつもは怖がっておどおどするグレイだが、今度は違う

向けられた剣を掴み、エルザを睨み付けた。

「勝手にしやがれ!これは俺が選んだ道だ、やらなきゃならねえことなんだ!」

「!?」

「最後までやらせてもらう、斬りたきゃ斬れよ」

グレイは掴んでいた剣を離し、外に出ていった。

身体がわなわなと震えるエルザを見て、ルーシィとハッピーに緊張が走る。

そして、恐ろしい表情をしてルーシィ達の方へ体を向ける。

「ちょ、ちょっと落ち着いてエルザ!!」

「グレイは昔の友達に負けて気が立ってんだよ!」

「ま、待てエルザ!ルーシィ達に八つ当たりするつもりか!?」

エルザは、躊躇なくルーシィ達に剣を振り下ろす

しかし、切れたのは縛っていた縄だけだった。

「え?」

「これでは話にならん。全ては仕事を片付けてからだ」

「「エルザ!」」

「勘違いするなよ、罰は受けてもらうぞ」

「「あい・・・」」

「エルザ、俺も行くぞ」

ラストはルーシィ達と行動しようと立ち上がるが、少しよろめいてしまう。

「ダメよラスト!あんた怪我してんのに!」

「そうだ、ラストは村に残って」

「デリオラが復活したら誰にも止められない!だが、一つだけ対抗策がある」

その言葉に、ルーシィとエルザが息を呑む

「本当!?」

「魔法攻撃が通用しないデリオ
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