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バカとテストと学園都市
第8話〜バカと学園都市と見学〜前編

[8]前話 前書き
Fクラスにて

姫路さんはFクラスのドアを開けると珍しく早く来ていた吉井を見つけたので近寄って声をかけた

姫路「おはようございます、明久くん」

吉井「あっ姫路さん、おはよ!
昨日の戦争は散々だったね」

姫路「そうですね…
私も役にたてませんでしたし…」

島田「そんなことないわよ
私たちよりは活躍していたじゃない」

明久「おはよ、美波」

姫路「おはようございます」

吉井「にしてももうすぐチャイムがなるっていうのに坂本が来てないじゃないか
どうしたのかな?」

島田「ムッツリーニは情報視察、秀吉は演劇部の朝練で遅くなるって言ってたしね
坂本の場合は…霧島さん絡みかな?」

吉井「あっ……」

吉井が何かを思い出したかのように声を上げた

姫路「明久くん、何か知ってるんですか?」

吉井「うん、今朝雄二から電話があって助けてくれってあったんだけど、気味が悪かったから切っちゃった」

吉井はやれやれといったふうに肩をすくめながらため息をついた

島田「やっぱり、霧島さん絡みだわね
なら、心配ないから大丈夫だわね」

ガラッ

土屋「……緊急事態だ」

吉井「ムッツリーニ何が起こったの?」

土屋「雄二が何者かに誘拐された」

姫路「ええっ、誰にですか!?」

フルフル
土屋はわからないといったふうに首を横に振った

ガラッ

西村「朝のHRをはじめるぞ、席に付け」

鉄人が入って来た
それと一緒に上条も入って来た

そこに遅れてやってきた秀吉は何故かセーラー服を着て入って来た

秀吉「遅れてすまぬ!

演劇の練習が長くなってしまったのじゃ」

西村「木下優子、お前のクラスはAクラスだろう」

秀吉「ち、違うのじゃ
これは演劇の練習で使ったのであって、ワシは姉の方じゃないのじゃ!!」

西村「まぁ、わかっていたがな
早く席に付け」

ざわざわ
鉄人があんな冗談を言うなんて何があったんだ……
いや、学校内にエイリアンが乗り込んできたのかもしれない!!
などFクラスらしい馬鹿な解釈をする生徒が多数見られた

西村「静かにしろ
今日は一日、学園都市を見学することになった
ちなみにお前らはAクラスと一緒に行動するからくもぐれ馬鹿な真似だけはするなよ」

それから学園都市の案内役はこの上条にしてもらうからなと付け加えた

上条「よろしくな」

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