思い出
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りにも強大な魔力を呪が抑えきれなくなっていたんだと思うわ、だから時々魔力を呪が抑え込もうとして拒絶反応がおこり痛みだすんだと思うの、呪は微々たるものだけど呪をかけた主に魔力を注いでもらっていない限り効力が衰えていくわ、だから効力がだんだん薄くなっていくにつれて溢れ出す魔力も増えていき私が感じとれるほどまで溢れ出したのね」
「話は変わるけれどズオビレアは言ってしまえば人間の形をした魔力の塊なの、そして自立はしているもののズオビレア達は自分の中で魔力は生成出来ないのよ、つまり他人から接種しなきゃいけないわ、事実私たちがズオビレア達と戦闘になった時も弟子達を狙わずまず魔力保有数の高い私達を真っ先に狙ってくるわ」
「つまり、何が言いたいかと言うと今後も貴方の膨大な魔力を狙ってズオビレアが地輪界に現れる可能性があるということよ。今回のように、ね。」
「う、、、嘘だろ…………じゃ、じゃあ俺はどうすれば?!」
「ようは、貴方が地輪界に居なければいいの。方法があるとすれば…………」
大水道が悲しそうに下を向いた。
「家族とその他のお前に関わった人物全ての人達の記憶を大波道の記憶操作の力を使って消す、そして宮下勇也という存在を完全に消してしまえば解決する」
と大炎道が言った。
「そ、そんな………ちょっとまてよ、、なぁ?ほら、、ほ、ほ、他に方法があるんだろ?………なぁ?」
「じゃあ、お前のせいでお前のこっちの父さんや母さんが死んでもいいってのかよ?!お前が寝ているときや今日みたいに学校に行ってるときにズオビレアが出てきてもおかしくないんだぞ?!それに見てみろ!このグラウンドの有り様を!ズオビレアがお前につられて出てきたらこの町がどうなるか、、お前にも想像できんだろ!!」
「ッーーーーーーーーーー」
僕は言葉につまった。
家族に自分の存在を忘れられる………そんな恐怖なんて味わいたくなかった
けど、けど………家族や僕の友達、町の優しくしてくれた人達、、、、そんな人達を僕のせいで死ぬかもしれない未来の方が辛かった。
「大波道さん………よ、よろしくお願いします!!」
僕は震え声で言った。
「本当に宜しいのですか?」
「…………はい」
「貴方の家族と過ごした記憶も貴方から消すことは出来ますがどうしますか?」
「消さないで、、下さい………。僕の大切な思い出ですから………」
「分かりました、では貴方の記憶から今まで会ったことのある方々の記憶を取りだしその方々の脳内に接続して記憶を消しま
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