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神の左手を持つ雀士
9話-風越練習試合編 その5-
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「「今日はありがとうございました。」」

あの後、数局行うと、時間があっという間に過ぎて、今日の練習試合は終了した。

「よし、福路。彼らを校門まで送ってやれ。」
「分かりました」
よかった。流石に女子校を男2人が彷徨っていたら通報しかねないからな

「では行きましょうか。三嶋さん、須賀さん」

道中で福路さんが話しかけてきた。
「三嶋さん、答えられないなら、言わないで貰って構わないですからいくつか質問してもよろしいですか?」

「構いませんよ」

「では、何で1枚しかない待ちをとっているのですか?
あの局はあなたはディジタル麻雀にのっとった打ち方をしていました。
なのに、どうしてあの場面はディジタルならば待ちの多い手になるように回すのに目先のテンパイをしかも即リーでした。あれはどうしてでしょうか」

「あなたはなんでもお見通しのようですね。
ここで答えなくてもあなたなら俺の能力に辿り着くでしょうし、なによりお互い当分は公式戦などでは戦いませんから隠す必要もないので答えますよ。」
と俺はかいつまんで俺の能力を話した

「なるほど、だからですか。
あの裏ドラも手牌と川になく、王牌の中にある可能性が高いとふんでいた訳ですね。
流石は1年生ながら長野代表になった人ですね。おみそれいたしました。」

「いえいえ、とんでもないです。
あの直撃と親かぶりは正直、やられました。
3局で裏ドラがのらなければ負けていたのは俺の方でしたよ。」

「そういっていただけると、風越のキャプテンのプライドはなんとか保てたようですね」

「福路さん。俺からも質問一ついいですか?」

「いいですよ」

「あの、もしかしてオッドアイですか?」

「そうですよ。どうしても、対局の時本気を出すと目を開いちゃうんですよ。
気持ちわるいですよね。すいません。」

「すいません。古傷をえぐるような事をしてしまって
でも、俺は綺麗だと思いますよ。
高校入ってから色んな人にあって、初めて地毛金髪の奴にあったり、物語でしか聞いたことがないものを実際に見られて、正直物語で読むよりもずっと綺麗だと思いました。
まぁ、こいつの金髪はただの不良にしか見えませんけどね。」

「先輩、俺の印象そんなんですか?」
「お前は不良じゃないならチャラ男だよ。」
その事を聞いた京太郎は落ち込んでいた。
いや、世間一般はそう思うだろ。



「三嶋さん.....もしかして、今のナンパですか?」

「ふぇっ?」
間の抜けた声が出てしまった。
いや、良く考えたらナンパの言葉にも聞こえるな。
いや、ナンパを通り越してもはやプロポーズの言葉にも聞こえるぞ??
そんな事より、弁解しないと。
「えっ、いやいや違うんです。い
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