エピソード6 〜紫苑姉登場!?〜
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をせず、微笑んで返す。
美人が笑うと絵になるな。
『マスターも笑えばいいと思うよ』
どこのシンジくんだよ!?てか、タイミングがおかしい!笑って俺にどうしろと?
「じゃあな、紫苑と…え〜と?」
「天上院明日香よ。行くわよ、紫苑さん!」
「ど、どこに…」
嫌な予感がして、ダラダラと冷や汗が垂れる
「どこって、歓迎会によ。女の子は全員、ブルー寮なんだから」
俺の腕を引っ張りながら、走りだす明日香
「ちょ、ちょ、ちょっとまってぇぇぇえ!!俺は男だぁぁぁぁぁあ!」
俺の声は虚しく廊下に響いただけだった
◆
「よかった…歓迎会が男女混合で助かった…しかし、相当豪華だな」
会場に入った後は明日香から離れて、なるべく人目につかない場所を選んで手にした料理を口にする。
なんというか料理の質といい、バリエーションといいとにかくすごいのだ。
これは是非レシピ教えてもらいたいな…
『ますたぁぁぁぁぁ〜〜、私も豪華な料理食べたいですぅぅぅぅぅぅ〜〜実体化させてくださいーーー』
無理
『そんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!』
この世の終わりだという感じで項垂れるエアトス
まぁ、今度何か作ってやるから。
『本当ですかぁぁぁぁあ!絶対ですよ!!』
うるうると目に涙を浮かべて懇願してくるエアトスはなんというすごく癒される
「あ!ここにいた!」
ギクリとして、声のした方を向くと先にほど、自分を強制連行した明日香と何人かの女子がいた。
「まったく、着いたらすぐにどこか行っちゃったから探したわよ。」
探さなくていいから!?
「明日香さん、この方は?」
茶髪の子の一言で自己紹介タイムに入ってしまった。男女比が1:5。地獄か!
「叢雲 紫苑だ。よろしく」
「自己紹介はさっきしたと思うけど、私は天上院 明日香よ。よろしくね、紫苑」
「私は枕田ジュンコよ。」
「あぁ!思い出した!あなたってクロノス教諭を倒した娘ね!あ、ごめんね。私は浜口ももえよ。」
娘の文字が間違ってるぞ!正しくは子な
「あら、やっぱりあなただったのね。私は好きよ、強い人」
そう言いつつ、身体を近づけてくる。
誰この高校生の癖に妙にアダルトな口調な人は…
「雪乃ちゃん、紫苑さんが困ってますよ〜」
「ふふふ、顔を赤くしちゃって可愛いわね。私は藤原 雪乃よ」
「私は宮田 ゆまです!よろしくね!」
ハキハキとしたゆまと名乗った子はいいとして、雪乃とかいう女性はなんか苦手だ。
女子五人に対し、俺一人とか居心地が悪すぎる。しかも、全員俺の性別を女と錯覚しているからたちが悪い。
「しおーーーーー
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