第三十一話 目指せグランバニア
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だから。寝よ寝よ」
「そうだね」
私とアベルは寝なおした。
そして朝。
「一晩泊めてくださってありがとうございました」
「そんな、礼には及ばないよ。そうだ、あんたらに渡すものがあったんだ」
「何ですか?」
「はい、これ」
渡されたのは私たちがつけていた武器や防具だったが、何か違う。しばらく考え、私は言った。
「武器や防具が修復されてる」
「ほう。よく気がついたね。あんたらの武器や防具は傷んでいたから夜中のうちに直しておいたのさ」
それが、あの音の正体というわけか。
「ていうかよく直せましたね」
私は言った。
「こう見えても私はむかし鍛冶屋をしていたんだよ」
なるほど。こういうことか。
「何から何までありがとうございました。では」
「気をつけてね。グランバニアまでの道は結構きついよ」
私たちは親切なおばあさんにお礼を言って山道を登り始めた。
さて、グランバニアにつけるのか否か。
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