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ソードアート・オンライン〜狩人と黒の剣士〜
会議
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死んだら帰るも何もねーけどよ」
「………冗談抜きで止めてくれ」
笑いながら言うリンドウに俺はあきれて返す。俺はその場をミザールに任し、場を移動する。
「あれ?マスター、来てたんだ」
「ストレア」
俺がプレイヤー一群から出ると、そこにストレアが現れる。
「お前もボス組か?」
「ああ、うん。丁度暇だったし。それに、マスターが居ると確信してたからね」
「お前は………」
俺は再び呆れて、思い出すように頭を上げる。
「あ、ストレア。少しデータをいじらせてくれ」
「え?まぁ、良いけど…………」
と、その言葉を聞く前に、データをいじる俺。よしっ、これで俺のナーウギアに登録出来たっと。
「何したの、マスター?」
「ああ、ストレア掴まんねぇからさ。もしゲームクリアしたときにデータ消えたら嫌だろ?だから、お前のコアプログラムを俺のナーウギアに登録した。これでもしクリアしても、お前は向こうで生きれるんだよ」
「本当に?」
「おいおい、マスターを信じろよ?想像主だぞ、おい」
「アハハ、そうだね。それじゃ、心置き無く暴れられるね」
「程ほどにしとけー」
ストレアが元気にプレイヤー一群に入り込むと、俺もキリトの方にいく。



























俺がキリトの所に着くと同時に、ヒースクリフとその一団が転移門から現れ、プレイヤー達に緊張が走る。
聖騎士と四人の配下は、プレイヤーの集団を二つに割りながら、真っ直ぐ俺達の方へ歩いてくる。
やがて立ち止まったヒースクリフは俺達に軽く頷きかけると、集団に向き直って言葉を発した。
「欠員は無いようだな。よく集まってくれた。状況は既に知っていると思う。厳しい戦いになるだろうが、諸君の力なら切り抜けられると信じている。ーーーーーー解放の為に!」
所々でオオオオオッ、と叫び声が上がる。よく言うぜ、茅場先生。
俺は茅場ーーーーーーヒースクリフを見る。
その視線に気付いたのか、ヒースクリフはこちらを向き、微かな笑みを浮かべ、言った。
「キリト君、ライト君、今日は期待しているよ。<二刀流>、<狩人>、存分に振るってくれたまえ」
俺達が無言で頷くと、ヒースクリフは再び集団に振り向き直り、軽く片手を上げる。
「では出発しよう。目標のボスモンスタールーム直前の場所までコリドーを開く。
すると、腰から深紺色の結晶アイテムを取りだし、「コリドー・オープン」と発した。
「では皆、付いてきてくれたまえ」
ヒースクリフが先に入り、次にKoB、それから一般プレイヤーが入り、最後に俺達が入る。
軽い目眩にも似た転移感覚の後、目を開くとそこはもうボス部屋の前だった。
「…………ここまで来たら、やるしかねぇ」
俺はメニューウインドウを
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