原作が始まった訳だが……どうしよう
37話
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「これ、シオにもできるか?」
「「……は?」」
いやいや、そりゃ外見を真似る位ならできるだろうが、機能までは難しいだろ。確かにシオの学習能力はズバ抜けているが、これを真似るにはオラクル細胞の総量的に難しい。
「多分無理だな」
「そう、シオちゃんはこんなトンデモ兵器なんて使わなくていいの」
「アリサ、お前、この具足に恨みでもあるのか? 」
「いえ……恨みじゃないんですけど、コウタがそれの事を男の浪漫武器って言うのを聞いて、何故だかそれが嫌いになったんです」
……ああ、要するにとばっちりか。
「シオ、真似るなら俺じゃなくてイザナミを真似ろ。あっちの方が遥かに強いし、お前向きだ」
あの腕を扱うのは人間じゃ無理だが、中身もまっとうなアラガミであるシオならば扱えるだろう。
それにあれの方が回避やらなんやらを一々考える必要もない分、慣れるのも簡単だろうしな。
俺の具足やらはあくまで中身が人間で、特別な技能もないアラガミが、場数を踏むことで強くなるっていうのがコンセプトだからな。
弱いとは言わんが、すぐに強くなれるかと言われると疑問符が付くような武器だ。
シオならばしばらくすれば使いこなせるだろうが、それをやるならという事でイザナミの腕の方がいい。
「あの、イザナミさんってそんなに強いんですか?」
「どういう事だ?」
「いえ、ソーマもあの人に勝てる相手なんていないって言ってましたし、おじさんもイザナミさんの事を自分よりも強そうに言ってるんで気になったんです」
ああ……そういえば、ソーマ以外は誰も知らなかったな。
「そうだな……あいつがその気になればこのアナグラを一人で潰せるって言えば分かるか?」
「……冗談ですよね?」
「いや、本当だ。当然、ユウも戦うと仮定してだぞ」
「ちょ、ちょっと待ってください。リーダーが負けるって言うんですか!?」
何故そこで怒る、仮定の話だろうに……あ、そういえばアリサはユウに惚れているんだったな。そりゃ、ユウが蔑ろにされているとも取れるこの言い方じゃ怒るか。
「いや、ユウは負けない。あいつと正面からやりあえば、俺やイザナミでも勝てるか怪しい……時々、本当に人間かどうか疑いたくなりような強さだ」
「……ま、まぁ、リーダーは時々そう思えるような強さですけどね。でも、それでもイザナミさんが勝つってどういうことですか?」
「簡単だ、あいつが一番危険な理由は手数とその精密性があるからだ」
「手数と精密性?」
「ああ、あいつの攻撃はあいつを中心に半径100m内じゃ、どうやったって処理しきれない。ユウなら全部叩き落とせるかもしれんが、並のゴッドイーターじゃ無理だ」
「私でもですか?」
「ああ、お前が前後左右上下全てからの同時攻撃を、剣だけで全て処理できるなら話は別だがな。一発でも防げ
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