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ハイスクールD×D 『存在の消失〜 Memory life 〜』
一話『オカルト研究部と不死鳥』
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これにもデメリットがあるんですから」
俺は今までに失ったものを思い浮かべながらそう言った。
「ええ、そうね。じゃあ今日はこれで解散にしましょう。刀矢には明日からこのオカルト研究部に、入部してもらうけどいいかしら?」
「はい。それくらいならいいですよ」
「ありがとう。それじゃあまた明日ね」
俺はリアスさんのその言葉を聞いて、旧校舎をあとにした。
〜翌日〜
二時間目の辺りから、俺は旧校舎のある方角からサーゼクスさんに似た気配を感じていた。
イッセーやアーシアさんは気づいていないようだった。
(まあ、俺も感じられる気配は微量だから気づくはずがないか)
そんなことを考えながらも、今は放課後。
俺達は教室に迎えに来た木場と一緒に、旧校舎に向かっている。
部室の前に来たとたん、木場が不意に立ち止まった。
「……僕がここまで来て初めて気配に気づくなんて……」
このタイミングで木場が部室の中の気配に気づいたが、それに気づいていないイッセーが部室の扉を開けた。
部室の中にいたのはリアスさんと朱乃さん、小猫ちゃん(そう呼んでくれといわれた)とあとは銀髪のメイド?がいた。
(サーゼクスさんに似た気配はこの人か。ひょっとして夫婦とか?)
「全員揃ったわね。では、部活をする前に少し話があるの」
「お嬢さま、私がお話ししましょうか?」
リアスさんはメイドの申し出をいらないと手を振っていなす。
「実はねーーーー」
ボワッ!
リアスさんが何かを言おうとすると、突然部室の床に火が燃え上がるようにして現れた。
「ウオッ!?火事か!?ソードオブクリエイト!」
俺は水を放出する剣を作り出し、火が出ている床に向かって剣を振り下ろした。
俺が振り下ろした剣からは大量の水が吹き出して、その火を包み込んで消える。
「ふぅ〜。自然発火なんて初めてみたな」
煙がまっているなか俺はそう言っているが、煙が消えるとそこにはびしょ濡れの服を着たキザな男が立っていた。
「どうしたの、コイツ」
俺は目を点にしながらリアスさん達に聞くが、そのリアスさん達は必至に笑いを堪えていた。
「貴様のせいだろうが!」
「とんだ言いがかりだな。俺は火を消しただけだし、第一紛らわしいことをした方が悪い。というか、アンタ誰?」
「風鳴刀矢さま」
「はい。なんですか?」
突然、メイドの人に名前を呼ばれて振り返る俺。
「この方はライザー・フェッニクスさま。純血の上級悪魔であり、古い家柄を持つフェッニクス家のご三男であらませられます」
(へぇ〜フェッニクスねぇ。というか、このメイ
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