第14話 ラストVS.セリア
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姿をしていた。
「星霊・・・じゃないな。アクエリアスは星霊界で1体しかいないはずだからな」
「私は人魚族・・・デリオラに滅ぼされた亜人種よ」
亜人・・・人間と同じ姿をしながら他の動物の特徴や能力を兼ね揃えた種族のことだ
星霊ではあるが、タウロスやキャンサーも亜人種と言える。
「デリオラに滅ぼされた・・・?」
「私の故郷・・・海中都市ミルデスタは大陸を渡るデリオラの通り道にあった。デリオラは・・・私の故郷を攻撃した・・・!」
話すうち、セリアの身体がわなわなと震えだす。
「ただ通り道にあっただけで・・・私の友達が、私の家族が・・・姉さんがデリオラに殺された!!デリオラの通り道だった、ただそれだけのために!!」
セリアは、涙を流しながら叫んだ。
「それとデリオラを復活させるのに何の関係がある!あのままにしておけばいずれは」
「零帝が・・・リオンが仇を取ってやると言ってくれたの・・・人魚族の無念を晴らしてやると!」
セリアの右手に海水が凝縮されていく
「邪魔はさせない!!デリオラを倒して私はみんなの仇を討つ!!水砲の弾!!」
巨大な魔法弾を放つ。海中で思うように動けないラストは直撃を受けた。
「ぐあっ!?さっきと威力も速度も桁違いだ、いったい・・・!」
「私の魔法・・・海魔法は水中で真価を発揮する!」
セリアは常人離れのスピードで泳ぎ回り、 水砲の弾を連射しラストに浴びせていく。
フルメタルを使い防御していたが、水圧でダメージを負い続けていた。
「くそ・・・!ノアズウィンド!!」
DB「ノアズウィンド」を呼び出し、自身を風に変換し攻撃を避ける
風になるとはいえ、水中でも使用が可能である。
「やるわね・・・人間の魔導士風情が」
「たしか人魚族は人間と友好的・・・だったはずなんだが」
「今はそんなことはどうでもいい、私は・・・デリオラを倒す!!死んでいった仲間たちの無念を晴らす!!」
セリアは水砲の弾を放ち再び攻撃する。
「いつまでも好き勝手にさせるか!!」
ラストは攻撃を避けて風の刃をセリアに向けて撃つ
「盾となる波!!」
セリアは水流の膜を生成し、風の刃を防いだ。
「くそ・・・向こうの魔力が上か・・・!」
「無駄よ!海魔法の前では人間は勝つことはできない!!海洋の風景!!」
半透明の水の膜がラストを包む
「しまった!?」
水の膜に包まれラストは身動きがとれなくなる。
「これで終わりよ!!」
セリアはラストを中心に泳ぎ回り、水中に文字を刻まれて
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