51章 2014年、たまがわ花火大会
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ン、ドドドーンと、炸裂する、その心地よい音は、からだの奥や、腹にもしみた。
・・・・ 最近の大雨の、土石流で亡くなったりする人もいるのに、おれたちは、
こんなふうに、花火も楽しめて、幸せだよな、ゆあ(結愛)ちゃん ・・・・
打ちあがる花火の明かりが、木村結愛の横顔を照らすのを見ながら、
そんなことをふと思い、水谷友巳は、結愛の小さな手を握りしめる。
≪つづく≫ --- 51章おわり ---
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