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ネギま!?の世界で憑依?
第十話 オスティア崩壊
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の命令に隊員達が次々に攻撃を始める。

普段のナギであれば、大規模破滅魔法で数千程度の連中を難なくつぶせるのであるが、流石に先ほどの無茶な攻撃で疲れていたため数千の攻撃には手こずり始め、中々迷宮へと進むことが出来ない。

ラカンも同じであり、木乃香の封印を解くために最大限の力を使った関係で手こずっている。

そんな不毛な戦いの最中に、姿を隠したディミナスと元老院議員と数名の護衛が迷宮へと侵入していた。

「ディミナス、本当に此処に黄昏の姫御子は居るのであろうな?」
ディミナスは議員の質問に頷くことで肯定した。

暫く進むと扉があり、その扉を開けると神々しい部屋が現れた。
「うを、この部屋は」
「見るが良い、あれが黄昏の姫御子だ」

其処には木乃香が作った偽黄昏の姫御子ことアスナクローンが水晶のような棺に死んだように眠っていた。それを見た議員は目をぎらつかせながら近づき触り始める。

「ディミナス、どの様にすれば持ち帰られるのだ」
早く早くと急かすように委員は急かす。
「まあ、待て、この棺は特殊な生命維持装置だ、下手に弄ると黄昏の姫御子が死にかねん」

「ではどうすれば良いのだ!」
「慌てるな、こんな事も有ろうかと、解除呪文を用意してきている」
「それを早くせぬか!」

「まあまあ、これは30分ほどゆっくりと時間をかける事で解除する方式だ、そうしないと対象者が死ぬ」
死ぬと言われては、議員も黙るしか無く。ディミナスの指示通りに魔方陣を設置し辺りを警戒しながら待つことに成った。

ディミナスはその風景を見ながら、主である|造物主(ライフメーカー)の波動を更に深奥に感じ、小便だと言いながらその地へと向かった。

ディミナスがその地へ着くと、木乃香によって封印され宝石状になった|造物主(ライフメーカー)を発見した。

「おお、|造物主(ライフメーカー)様おいたわしや」
直ぐさまオスティアを浮かすために稼働していた魔導装置からエネルギー源である|造物主(ライフメーカー)を取り外すと、ディミナスはまるで赤子でも抱くように大事に大事に宝石を抱きかかえ転移して消え去った。

その直後、魔力により浮上していたオスティア全域の魔力が切れたため、殆どの浮遊島が瞬時に落下して行った。

余りに突然の事で、咄嗟に飛ぶことの出来た者達以外のオスティア在住者は殆ど全てが死亡し、生き残った者はほんの少ししか居なかった。

これにより魔法世界開闢以来続いたウェスペルタティア王国は滅亡した。

無論ナギとラカンは戦闘中で有ったが奇跡的に無症であった。しかし特殊部隊は議員諸共落下の際の衝撃などにより一部を除き死亡したが、生き残りの彼等によりオスティア滅亡は偽ナギ達の仕業であると言う事が知れ渡ったのである。。


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