暁 〜小説投稿サイト〜
ネギま!?の世界で憑依?
第十話 オスティア崩壊
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
使わせ貰おう」
「なに、卿と私の仲ではないか」

その直後、ディミナスと呼ばれたローブの人物はローブの中でニヤリとすると転移魔法でその場から去っていった。

ディミナスは転移しながら欲の皮の突っ張った元老院議員共の手により間違い無くナギ達が|造物主(ライフメーカー)の封印を解く手助けをすることにほくそ笑みながら笑っていた。
「ククク、ナギの手で造物主様の封印を解かせる。これほどの皮肉もあるまい」



1985年5月1日

■魔法世界

この日、魔法世界では先頃の大戦の黒幕である|完全なる世界(コズモエンテレケイア)の真の指導者としてオスティア簒奪女王アリカ・アナルキア・エンテオフュシアを処刑すると発表が為された。

余りの判決の早さに魔法世界は元より地球でも疑問が持たれ、ヘラス帝国、アリアドネーを始めとする各国からも抗議が寄せられたが、証拠の品々を示されたことで抗議も下火となっていった。尤もヘラス帝国のテオドラ皇女のみは最後まで“冤罪じゃ!”と叫んでいたそうだが、皇帝により謹慎させられてしまった。

これによりアリカの処刑が公認され、5月10日にオスティア王宮地下迷宮で処刑される事が発表された。


その頃、|紅き(アラルブラ)は余りの展開の早さに全員が集まることが出来ず、ナギ・スプリングフィールド、ジャック・ラカンの2人しか集結できていない状態で有った。

この2人では完全に頭脳派が全く居ない状態で有るが故に、某ゲームの様にガンガンやろうぜ状態となって、封印なんぞ力押しで何とかすればいいと考えていたのである。



そして5月10日にオスティアで事件は起こった。

木乃香謹製で解除魔法を受け付けない封印をナギの馬鹿魔力を使った大規模破壊魔法で罅を入れまくると、罅に向かってラカンが適当な大規模攻撃を仕掛けるうちに、バグキャラの攻撃故か、なんと封印が破壊されてしまった。

封印破壊と共に転移魔方陣で次々に現れるMM元老院の特殊部隊。
「なんだ」
「畜生、何処に隠れていやがった!」

ナギとラカンの言葉など聞いていない風に、特殊部隊の隊長が罪状を述べる。
「ナギ・スプリングフィールド、ジャック・ラカンを騙る犯罪者共、貴様等が計画したオスティア攻撃は既に明白だ、神妙に縛につけ」

ナギもラカンも何を言ってやがると言う顔であるが、特殊部隊は関係無く攻撃準備をしてくる。

「なに言ってやがる、俺は姫さんを助けに来ただけだ」
「へっテメーら如きにこの俺様が負けるかよ!」
ナギは目的を覚えているがラカンは既に忘れて戦闘しようとしている。

「抵抗するなら、攻撃する」
隊長の警告を無視するかのようにナギは封印の解けた迷宮へ入ろうとする。

「逃げるぞ、総員攻撃開始せよ」
隊長
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ