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ネギま!?の世界で憑依?
第十話 オスティア崩壊
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1985年4月1日

■魔法世界 メガロメセンブリア 元老院

元老院では反アリカ派の議員の中でも指導的存在(|完全なる世界(コズモエンテレケイア)の協力者)と、長身のローブ姿の人物が会談していた。

「それは真か?」
「ククク、私が嘘を言ったことがあるかね」
「確かに、で黄昏の姫御子は何処にいるのだ?」

外見は冷静を装ってはいるが、内心では焦っているのが見え見えであった。
「ククク、慌てる事はない」
「そう言わずに早くせぬか」

ローブの人物は愚かな奴めと思いながらも話しはじめる。
「黄昏の姫御子は、女王でも|紅き(アラルブラ)でもない連中により封印されたのだよ」
「それは何処だ!」

「ククク」
「勿体ぶらずに早くせぬか!」
ローブの人物は此処まで行けば思うつぼとローブの中でほくそ笑む。

「苦労したがのだが、黄昏の姫御子はオスティア王宮の最深部に封印されている」
「なっ」
「女王すら知らぬ訳は、封印した者があのマスターアジアだったのだからな」
「なっ!」

マスターアジアの名が出て驚愕する元老院議員。それもそのはずである、大戦時に受けた被害の八割以上が彼と彼の従者によって引き起こされたと言っても過言ではなかったからである。そんな奴に対抗できるのかという恐れに彼の体は小刻みに震えていた。

そんな元老院議員を尻目にローブの人物は坦々と話し続ける。
「大戦末期、奴がオスティアから黄昏の姫御子を攫い、自らの力を維持するために始めの国の中心に生け贄として封印した訳だ」

「では、どうすれば良いのだ?とても我等ではそこまで行けぬのではないか?」
ローブの人物は見えない状態で薄ら笑いをしながら答える。
「簡単なことだ、|紅き(アラルブラ)共に封印を解かせれば良いだけだ」

「馬鹿な奴等がその様な事をするわけが無かろう」
怒り心頭の議員
「それは遣りようと言う物で有ろう」

「何か策があるのか?」
「策が無くて話はせぬよ」
「早くその策を言わぬか」

次第に焦ってきたのか言葉使いがぞんざいになって来ていたが本人は気が付いて居ない。「なに簡単なことだ、捕らえてある女王アリカをオスティア王宮の最深部にて処刑を行うと流せばよい。さすれば連中は必ず救出に来るであろう」

「しかし、封印が解けぬ事をあ奴等は知っているのでは無いか?」
「それは無い、奴等はそんな事は知らぬし、ナギは女王の為ならば考え無しに封印を解くであろう」

「確かにあの単細胞であればあり得る事か」
「そう言う事だ」

一通り納得した議員はローブの人物に謝意を述べた。
「ディミナス殿、良い事を教えて貰った感謝するぞ」

「それとこれは、女王が黒幕だと示す品だ」
「流石はディミナス殿だ。有り難く
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