暁 〜小説投稿サイト〜
ズオビエラ〜黒い巨人〜
天輪界と地輪界
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しを遮るかのように喋った

「筋肉バカって何だよ!筋肉バカって!!」とますます不機嫌になる大炎道(だいえんどう)

「それにしても様子が変ね。どうしたの、大獄道(だいごくどう)?」

と顔を近づけてきた。(とてつもない美人だったからという理由もあるが)僕は拒絶するかのように顔を背けた

「もしかして自分達が誰だか分からないのでは?」

と緑の鎧を着た男の人が言った

「おい!そうなのかよ!大獄道(だいごくどう)!!」

大炎道(だいえんどう)がいう

「あの………大獄道(だいごくどう)ってなんですか?」

とキョトンとした顔で僕が訪ねると

「チッ……厄介な事になりやがったぜ……」

大炎道(だいえんどう)は軽く舌打ちしながらそう言った

「これも輪廻が途切れたことによる影響……という事でしょうか?」

と薄紫色の着物を着た女性が言った

「それは分からない……だけどこの子が間違いなく大獄道(だいごくどう)の生まれ変わりの筈よ。私の魔力感知能力に狂いは無いわ、今だってこの子から大獄道(だいごくどう)の魔力を感じるもの」

と水色の鎧を着た女性が言った

大獄道(だいごくどう)の生まれ変わり?魔力を感じる?どういうことだ?」

と只でさえ混乱している僕の頭をさらに混乱させた

「いつまでも記憶を無くした事を嘆いていてもしかたありませんわ、取り合えず自己紹介を一人ずつしてみてはどうでしょう?記憶が蘇ってくるかもしれませんわ」

と白い着物を着た女性が言った

「そうね、取り合えずそうしましょう。じゃあ私から言うわよ。私はソル・アルミア、皆からは大水道(だいすいどう)っていう位の名前で呼ばれる方が多いわね。じゃあはい次!」

と水色の鎧を着た女性が白い着物を着た女性の肩を叩いた

(わたくし)はノルエ・コステカですわ。大天道(だいてんどう)と呼ばれていますわ」

「私はソカリ・トレと申します。大然道(だいぜんどう)と呼ばれています」

と緑の鎧を着た男の人が言った

「私はトルヌーレと申します。大療道(だいりょうどう)と呼ばれています。以後お見知りおきを」

と薄紫色の着物を着た女性が言った

「俺はゴル・エストだ!大炎道(だいえんどう)って呼ばれてらぁ!言っとくが俺はおめぇより強いぞ!!」

と赤い甲冑の男の人が言った

「自分はネフ・ノーツと言います!自分は大波道(だいはどう)と呼ばれています!よろしくお願いします!」

と黄色の羽衣を着た男の人が言った

「これで全員自己紹介したね!でどう記憶は蘇った?」

とソルが言った

「いえ……全然分からないです
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