第13話 悪魔の島
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
くと
顔を引きつらせ怒ってるラストの姿が見えた。
「ラスト!?」
「全く!ナツにそそのかされたとはいえS級クエストに行くなんてどういうことだルーシィ!」
「ごめんねラスト、金色の鍵が追加報酬にあったもんだからつい・・・」
「・・・なるほどね」
「何でラストがここにいるの?」
「みんなを連れ戻しにだよ。というより何でこんな場所に・・・・・・」
ハッピーの問いに答える途中で
目の前の巨大な氷に閉じ込められているモノに目をすわらせた
「な!?これは・・・・・・・デリオラ!?」
「ラストも知ってるの?」
「ああ。昔、イスバン地方を荒らしまわったという悪魔だ!何でこんなところに・・・」
ラストが疑問に思っていたその時
地響きが起こり、天井から紫色の光が降り注がれる。
「天井から光が!?」
「紫の光・・・月の光か!?」
「何だこれ・・・どうなってんだ!?」
その紫の光は、氷漬けにされたデリオラに浴びせられていた。
「デリオラに光が・・・偶然じゃないぞ!?」
「上に行くぞ!光の元を探すんだ!」
「あい!」
ナツ達が走り出し、ラストも向かう直前に足を止めた。
(紫の月・・・魔法が効かないと言われたデリオラが氷漬けに・・・まさか、な。)
何か思い当たることがあったが、すぐにナツ達を追いかける。
神殿の頂上に辿り着くと
黒い装束を着た集団が、怪しげな呪文を唱えていた。
「月・・・」
「ホントに月の光を集めていたのか」
「それをデリオラに当ててどうする気?」
「ベリア語の呪文・・・月の雫ね」
そう答えたのは星霊リラだ
「あんたまだいたの?」
「あいつらは月の雫を使って地下の悪魔を復活させる気なのよ」
「何!?」
「バカな!?絶対氷結は融けない氷なんだぞ!!」
「絶対氷結・・・やはりデリオラのあの氷は・・・」
「その氷を融かす魔法が月の雫なのよ。一つに集約された月の魔力はいかなる魔法も解除する力を持ってるのよ」
それを聞き、グレイの顔が強張る
「あいつら・・・!!デリオラの恐ろしさを知らねぇんだ!!」
「この島の人が呪いだと言っている現象は月の雫の影響だと思うわ。一つに集まった月の魔力は人体をも汚染する。」
「それほど強力な魔法・・・ということか」
儀式の場に、仮面の男が姿を現した。
その後ろに、眉毛が異様に太い男、動物の耳を生やした男、ゴスロリを着た女
そして蒼い長髪の、水着を着た女がいた。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ