いつもの日常
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「勇也〜、いつまで寝てるの〜?学校遅刻するわよ〜?」
母さんの声に起こされ時計を見るともう朝の8時って
「やべぇぇぇぇーーー!!!」
と心の中で叫んでいた
と同時に自分が産まれた時からある腕の痣が痛みはじめる。だがそんなことは寝坊して急いでいる自分にとってな些細なことだった。それよりもいつも起きるのは7時なのになんで前期期末試験の時に限って寝坊するかなと何度も自分を責める気持ちに心は染まっていた
「じゃあ、いってきまーす!!」
と着替えとトイレを10分で済ませ急いで家を出る
自分の高校の規定で遅刻扱いになるのは8時45分。
家から学校までは30分あまり
「ぎりぎり間に合うか!」
と走りながら心の中で思う
そうして学校に着いたのは8時43分だった。
また前回のテストの時と同じように4時間という地獄のようなテスト時間をのりきり何事も無かったように家に帰るんだろうな、、、とこの時はまだ思っていた
2時間目のテストも終わり精神的に疲れ始めた頃
まだ朝の10時過ぎだというのに段々と辺りが薄暗くなってきた。
最初は雨でも降るのか?と思っていたが雨雲にしてはやけにドス黒い
クラスの皆も何事かという風に全員窓の外を見る。
その時だった
学校のグラウンドの上のドス黒い雲から人間の巨大な足の様な物が出てきた
クラスの女子がそれを見た瞬間悲鳴を上げた
もうテストどころの話ではない。皆人間の本能的に危険だと感じたのか一斉に教室から廊下に逃げ出した
僕以外は
何故か逃げようとしても体が言うことをきかない、それどころか何故か心の奥にあいつと戦えと言っている自分が居る
もちろんあんな物に挑んでいっても踏み潰されて終わりなことぐらい自分でも容易に想像できた
それなのに何故か体はグラウンドの方に向けて走っていた
止まれ!止まれ!!といくら思っても自分の中の戦えという思いが体を突き動かしている
僕がグラウンドに到着しようかという時
地震と共にグガァァァァンという地響きが聞こえた
僕がグラウンドに出たときに目の前のそいつは異様なオーラを放っていた
体は手が6本と足も6本あること以外は人間そっくりなのだが顔がなんとも言い表せないまるで顔面をぐちゃぐちゃに潰された様な顔をしている
そいつを目の前にして僕はただ突っ立っていることしか出来なかった。
もちろん成り行きでここまで来てしまったが来たところで何も出来ないことなど重々承知の上だった
そんな突っ立ったままの僕に気が付いたのか目の前のそいつはゆっくりと此方を向き出した
と同時に僕の方に6本あるうちの巨大な足1本が僕を潰そうと向かってきた
本来なら逃げようと体が咄嗟に動くはずなのだがどういうわけかここでも体は
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