例えばこんなガチバトルは流出させられない
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「 ガ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ア ア ア ッ!!!」
その姿を見たものは彼女を何と言ったろうか。
神話の霊獣。
救世の天使。
或いはその畏ろしさ、神そのものとでも呼ぶべきか。
桜色に染まった空間を全て押し返すように真っ白に染まった、最早その身体が肉なのか霊なのかも分からないほどに美しいその身体の中で、嘗て「越界の瞳」と呼ばれていた――そして当の昔にそれを超えていた、黄金の瞳だけが爛々と意志を湛えていた。
獣の力。
人の知恵。
そして神聖。
空を飛び、人ならざる力を振るい、神々しいまでの光を放つそれは――
――まるで創造神のようではないか。
「決着をつけるぞ、オウカ。私はゴエモンを叱る」
「これで終わりにしよう、ジェーン。ゴエモンは私が護るの」
二人の女神がいた。
一人の女神は、その慈悲を以てして人を包み、人を護る剣を掲げた。
一人の女神は、女神に甘えて前へ進もうとしない人の目を覚ますため、その手を掲げた。
ただ、人のために――女神は、2つの力をぶつけあった。
そして――その力の激突は、余りにも激しく世界を揺さぶり、壁も、大地も、客席さえも粉微塵に打ち砕いた。そして――
「貴様ら今すぐ降りてこんかこの・・・・・・大おおおおおおおおおおお馬者共がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁああああッ!!!」
荒涼たる大地へと変貌したアリーナに気付いた3人目の女神が落とした雷によって収束した。
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