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闇の魔法使える武偵はおかしいか?
装填2 緋色と闇と、非日常
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ダギュラス》の綴、そして超能力捜査研究科(SSR)の雪姫、この三人は武偵高生の間で武偵高三大危険問題教師として認知されている。


「明日、休もうかな…」
急に明日学校に行ったらいけない病が発症したかも…病気ならしかたないよね!

「雪姫先生から伝言預かってるんだけど…聞く?」
高畑先生が苦笑いしながら聞いてきた。

「聞きたくねぇ…だが、聞かなかったら後が怖い」
雪姫先生の訓練は常軌を逸してる。訓練と称して、極寒の雪山に放置したり、密林(ジャングル)に持ち物、武器なしで放りこんだり、パラシュートなしでスカイダイビングさせたり、風船を身体に括りつけて空に飛ばしたり…思い出しただけで軽くヒステリア・鬱モードになれる虐待をされてきた。
「えっと…では、『フハハハハ、元気にしてるか、少年よ?
私がいないからって泣いちゃた子は誰かな?
私がいないからって訓練サボったらどうなるかわかってるな?
明日には戻るからそれまでに上位古代語魔法《千の雷》使えるようにしとけよ?
できなかったり、詐病で登校拒否したら…わかるよな?』…だそうだ。
エヴァは相変わらず無茶振りしてるくるね…」
高畑先生に哀れみが混じった目で見られた。
うぅ…もう、嫌だ。
涙がでてきた。
もちろん嬉し泣きじゃなく、血の涙が…。
《千の雷》とか無理ゲーだよ。
それも明日までとか、どんだけ糞ゲー仕様な要求してくるんだよ?
できるわけねぇだろ。
まだ《雷の斧》すら取得中なんだぞ??
俺がやる詐病(サボり)計画バレバレかー。


俺が雪姫と出会ったのは武偵高の入学試験の時だ。
転生後俺は女神様の意思とは逆に『普通な人生』を『普通に』謳歌してやろうと思っていた。
ところが…俺が転生した新しい両親は二人とも『武偵』という帯銃、帯刀を許可された特別な仕事に着いてる人達で、長男として生まれた俺は幼児の頃からしたくもなかった修業をさせられて育った。
武偵になる気はなかったが初めて魔法を使った時に魔法を行使する楽しさにハマってしまった俺はどっぷりと魔法漬けの毎日が遅れる超能力捜査研究科に入りたくなり中学は武偵高の付属中に進学したんだ。
で、中学の時にちょっとしたとある事件が起きてそこへ応援として駆けつけてきた(何故か、緋アリの世界にいた)高畑先生に見出され、武偵高の入学試験で何故か雪姫にも気に入れ(目つけ)られた俺は、ほぼ毎日のように金髪碧眼美人教師(笑)に修業という名の訓練(イジメ)を受けている。


「明日学校爆発しねぇかな…」
残業がある高畑先生と別れた俺は武偵にあるまじき発言をしながら帰路についた。





とここで終わればどれだけよかったか。










帰宅した俺はソファに倒れこみ、すぐさま
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