装填2 緋色と闇と、非日常
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や雪姫みたいなひんにゅー幼女に絡まれてるからだ。
「ははは……まぁそういうことにしといてやろう。
ところでもう『アレ』は使えるようになったのか?」
雪姫が言うアレとは『千の雷』のことだろう。
「なわけないだろ!無理難題すぎる!
もっと取得難易度が低い誰でも使える強力な魔法を教えろよ!」
「は?取得難易度が低い誰でも使える強力な魔法?
そんな魔法はない!
わずかな勇気が本当の魔法だ!」
「いや、あんたそれテキトーに言ってるだろ??」
なんだよ、わずかな勇気って。
勇気だけじゃ誰も救えないんだよ!
「勇気より力だ!」
「馬鹿か貴様は。
本当の魔法を理解できないとは情けない。
私はそんな風に貴様を育てた覚えはないぞ?」
「俺もあんたに育てられた覚えはねぇよ!」
虐められたことしかねぇ!
「いいだろう。
私直々に教えてやろう。
この最低、最悪で最強の『不死の魔法使い』!
『闇の福音』がな!」
雪姫に連れられてやってきたのは地下にある部屋だった。
六畳一間くらいしかないこの小さな部屋で何をやるのか不思議に思っていると、雪姫は部屋の真ん中にある丸い水晶のような物を指差し俺を手招きした。
「こっちに来い!」
雪姫の側に近寄ると水晶のような物の中に山や森、川や湖、城などのパノラマミニチュア模型が入っている。
これはもしかして…。
雪姫との付き合いは1年以上経つがいまだかつてこの魔法具を使ったことは一度もなかった。
魔法先生ネギま!の原作で見たことしかないが今目の前にあるこれは間違いなくあの魔法具だろう。
「どうした?
何をそんなに驚いてるんだ?
そんなに珍しい物ではないだろ!」
雪姫はそんな風に言っているが原作ネギま!を知っている身としてはこの魔法具を間近で見れて、驚いたり感動したりするのは当然の行為だと思う。
それほどにこの魔法具は重要で何より『強くなる為に必要不可欠』な道具なのだから。
「まさか、この目で実物を見る機会がくるなんてな…。
これが神の塔の先にあり、神が住む場所にあるという精神と時の??屋か??」
「いやダイオラマ魔法球だが?」
俺のボケに素で返す雪姫。
「ツッコメよ??
ボケだいなしじゃん??」
違うってことくらいわかるわ??
「は?何故貴様のボケに付き合わないといけないんだ?
私はそこまで暇じゃない。
変なボケばかりかましてると氷漬けの愉快なオブジェにするぞ?」
「ごめんなさい。調子に乗りました…」
ヤバイ、ヤバイ。
雪姫なら平気でやりそう。
修業と
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