エピソード3 〜入学試験前日〜
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なんだと?」
「あ〜、最近になって出てきたあの娘ね〜」
「おいで〜」
と、呼ぶと空間に裂け目ができて、銀髪・蒼眼の美女が登場する
「お初にお目にかかります、瀬戸様。私は紫苑様からは白竜と呼ばれております、ブルーアイズの巫女をしておる者です。」
ぺこりとお辞儀をすると懇切丁寧に自己紹介をする。
ついでに彼女を見た時の海馬の表情は一瞬だったが頬を赤くして初恋した男子学生みたいな顔になっていた。
あと、マナがジト目で睨んでくる。なんで?
「紫苑、どういうことだ?」
「えーと、彼女は【青き目の乙女】っていうカードに宿ってる精霊で、どうやらブルーアイズ使いの社長に会いたいとのことで」
青き目の乙女と書かれたカードを胸ポケットから出しながら、説明する
そして、そのカードを見たペガサス会長は面白いくらいに表情を変えて驚いている。
「どういうことデース。私は彼女のようなカードは知りませーん」
「んー、説明が難しいんですけど、精霊には二通りいて、カード化されたそれが精霊化するタイプと、元々精霊として存在しているけど、こちらではカード化されていないやつが居るんだよね。で、白竜は後者ってわけです。」
「いや、だが、カード化されなければ、そいつらはどうなるんだ?」
「なんか遅かれ早かれ精霊化した時点でカード化は確定らしいですよ。運命でそう決まってるらしいです。
それに精霊達は自分自身のカードとその関連カード持ってるみたいですし」
「これは面白いですね。是非、カードの精霊達について詳しく調べたいデース」
ペガサス会長がなんともマッドな発言をしてくれる。
おかげでマナと白竜が冷や汗ダラダラである。自分たちがモルモットにされるのを想像したのかね
「あ、あと何故かこの【青き目の乙女】とかのカードってデュエルディスクに置いてもエラーにならないんですよね。何故かデュエルで使えちゃうんですよね。」
「俺にもわからん。まぁ、それを調べてやるからこのカードを一枚貰っていくぞ」
「え、ちょっと!は、白竜はいいの?」
「え、えぇ、まあ私の魂の一部のようなものですが大丈夫でしょう。
それに紫苑様のお役に立てるなら本望でございます。」
「…ふーん」
魂の一部を『ブルーアイズは俺の嫁だ』とか言いそうな人に渡して本当に大丈夫だろうか?
あと、マナがさっきから抓ってくるのがすごく痛い!
◆
「だいぶ脇道に反れてましたけど、今日はどうして来たんですか」
白竜とマナはこれから大事な話をするということで一旦退出してもらった
「えぇ、そうでした。実は新たなシンクロモンスターとエクシーズモンスターを開発したので、テストプレイヤーという名目のもと紫苑さんに使って
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