装填1 始まりの日
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うだ。
アリアはそんな俺と金次を見てから頷いた。
「何をやるつもりか知らないけどここは信じてもいいのね?」
「ああ。
武偵憲章1条。
仲間を信じ、仲間を助けよ…だ」
金次を助けようとアリアはパラシュートを開いて金次の上に落下していった。
金次はアリアの太腿に挟まれながら自転車から体を浮かされていった。
俺はまずは爆弾の動作を停止させるために魔法を放った。
「来レ氷精。
大気二満チヨ。
白夜ノ国ノ凍土ト氷河ヲ…」
喰らいやがれ。
俺は発動させた魔法を自分と金次の自転車に向けて放つ。
「コオル大地!!」
自転車はアスファルトごと凍りついた。
俺は技を発動させた際に《虚空瞬動》により上空へと退避していた。
続けざまに金次やアリアを狙うUZIを破壊する為の魔法を放つ。
「来レ氷精。
爆ゼヨ風精…」
アリアが破壊できなかった4体のセグウェイに向けて放った。
「氷爆」
凄まじい爆風が起こる。
氷の爆発によって俺も吹き飛んだ。
ヤバイ。
威力調整ミスった。
元の場所に戻ったがそこには破壊したセグウェイの残骸と俺と金次の自転車の残骸しかなかった。
金次とアリアの姿はどこにも見当たらない。
これが原作通りなら体育倉庫に飛ばされてるはずなんだが。
「行ってみるか」
俺はアリアたちが飛ばされた方角へ《瞬動》を使って移動した。
「…へ…へ…ヘンタイ―――――!!」
体育館倉庫に着くと中から少女の悲鳴が聞こえてきた。
どうやら金次は《やっちまった》らしい。
さて、原作通りならあとは金次一人で十分なんだが。
…まじっすか!?
思わずうなだれた俺は悪くないと思う。
なぜならさっき破壊したセグウェイが30体もきやがったからだ。
「おいおいおい、《武偵殺し》さんよはっちゃけすぎだろ!!
あとであの子にはお知りぺんぺんしちょる」
なぜか宮崎弁がでたがそこは気にしないでほしい。
「さて、アレを使いますか」
俺はセグウェイの前に飛び出した。
ガガガガアアアア――――――
セグウェイからは9mmパラベラム弾が勢いよく発射された。
俺は歩法の一つ。
《瞬動術》を使いセグウェイの背後に回りこんだ。
銃弾は誰もいないところを通過した。
俺は《遅延》させていた魔法を発動させる。
「開放!雷の暴風…固定」
掌を開いたまま空中で渦巻く魔力をその場に留まらせる。
「掌握」
留まらせた魔力を握りつぶし体内に吸収させる。
「魔力充填
術式兵装…」
体が白く発光し雷撃が迅る。
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