第12話 ナツVS.エルザ
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ギルドに入ったばかりだってのに・・・」
「分かりました。」
「せっかく馬車を買ったんじゃ。馬車で行けばどうじゃ?」
「ええ、早速タンチモに働いてもらいましょう」
フィオーレ支部までは遠いため、ラストは今夜出発することにした。
「ラスト、気を付けてね」
「ああ、行ってくるよルーシィ」
ルーシィに見送られ、ラストはタンチモを走らせた。
んでもって?
翌朝、ラストはフィオーレ裁判所に到着した。
「妖精の尻尾所属のラストです。」
「はい、お話は聞いております。どうぞ」
使者の案内で廊下を歩いていると
「ゲコ!?」
突然使者がその場でひざまつく
「初めまして・・・だな。」
目の前に蒼髪の男が歩み寄ってくる。
「お前は評議員の・・・」
「ジークレインだ。ご足労願ってすまないな。」
「今回はナツが申し訳なかった。」
「いや、面白いものが見られたからな。」
「そうか、俺を指名したのはお前だったのか」
「妖精の尻尾噂のルーキーの顔を拝んでおきたくてな。」
それを聞きラストは苦笑いを浮かべる
「どんな噂か聞かないでおくよ。それにそんな大層な結果は残していない」
「謙遜するな。評議員のジジイ共はいずれ問題を起こすだろうと言っているが、俺はお前を聖十大魔道にしてもいいと思っている。」
「は!?いくらなんでも聖十大魔道は早いだろ」
「それだけの魔力を持っている。俺はその力を買っているんだぜ?」
ジークレインの賞賛していたが、ラストは不信感を抱く
「邪魔して悪かったな」
「いや、大丈夫だ。」
「引き続き案内頼むぞ」
「はっ」
ジークレインの思念体が消え、ラストはナツとエルザのいる収容区画へ向かった。
「フッ、“保険”として申し分ないな、魔石使い・・・ダークブリングマスター」
本部のERAにいるジークレインは、不敵な笑みを浮かべていた。
そしてナツとエルザがギルドに帰ってきて
「シャバの空気はうめー!!」
ナツははしゃいでいた。
「エルザ!この前の続きだ!」
「よせ、疲れているんだ」
性懲りもなくエルザに勝負を挑んでいた。
「行くぞー!!」
「やれやれ」
お構いなしに挑んでくるナツを
エルザはハンマーを換装しなぎ倒した
「ごばぁぁぁぁぁ!?」
「仕方ない、始めようか」
「しゅ〜りょ〜!!」
「ダセェぞナツ!」
「やっぱりエルザは強―!」
ギルド内を笑い声が響く
「全く相変わらず・・・・・・・・・・ん」
ラストは突然強烈な眠気に襲われ
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