第十話
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…?」
この中で一番神器に詳しいアザゼルさんに原因を聞いてみる。
こんな事が出来るのは大体神器位だからな。
「どうやら、グレモリー眷属の僧侶の神器が暴走しているみたいだな」
僧侶ね……つまりは管理不行き届きが問題って訳か。
「ギャスパー!?」
どうやらその僧侶の名前はギャスパーという名前らしい。
「なあ、アザゼルさん。神器ってそうそう簡単に暴走なんかしないと思うんだが……」
「確かにそうだな。イッセーの神器の力も見たが……あれは偶発的には暴走などはしない筈だ」
俺の神器である時を刻む赤龍帝の時計の力を知っている皆はうんうんと首を縦に振る。
「い、イッセー、お前神器持ってたのか?」
匙は信じられないといった感じで俺を見る。
まあ、精霊と契約しているだけでなく神器も持ってたら驚くわな。
「ああ、見せるのは後でもいいだろ?今はこの状況をどうにかする方が先決だ」
「考えられる事と言えば……三大勢力の内のどれかが自分達以外の勢力と和平を結ぼうとするトップが許せないといった理由を持って襲撃をかけてきたか……」
グレイワースはそこまで言うと立ち上がって締め切っていたカーテンを少しだけ開ける。
「どこかの組織がこの会議を快く思っていない、といった所だろうな」
カーテンの先には……空に巨大な魔方陣らしき物が見えてその周りには多数の魔法使いが浮遊していた。
「……さすがだな、確かにそうだ。禍の団……三大陣営の和平・協調路線をよく思わず、破壊と混乱を起こそうとするテロリスト集団だ」
「テロリストか……どの世界にもどの時代にもそのような輩はいるのだな」
グレイワースが嘆かわしいと言わんばかりの表情をする。
恐らくはそのような状況に陥った事があるのだろう。
「……俺がいくよ。エスト、レスティア。いくぞ」
「ええ、一緒に行きましょう」
「はい、イッセー」
俺はエストとレスティアを連れて部屋を出て行く。
俺が……皆を守るんだ……!
クレアSIDE
ああ、もぅ……イッセーはいつも変わらないわね……。
あたしはイッセーが出て行ったのが学園長があんな表情をしたからだろう。
イッセーはいつもそう……いつでも自分の事は後回しにして他人を優先する……。
あの時だって……。
あれは、そう……まだあたしが力を求めていた
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