第7話 集団検診ごっこかなぁ
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と効果が発揮されるのは10日間飲み続けて安定するタイプの便秘薬だから、3人ともまだ改善方向に行くはずなんだよ」
「そうだったんですか」
「それでも、便秘薬を飲み初めてから魔法学院の下剤は飲まないですんでいるんだろう。次回の時は今より、悪い状態にはなっていないと思うよ」
「そうですね」
「それで、改めてだけど、俺はジャック・ド・アミアン。アミアン男爵家の次男で、今はミス・モンモランシの使い魔を行っている。このあたりはだいたい知っているよね?」
「はい」
「それでは、アミアン領って知っているかい?」
こんな風に俺が生まれた領地の話をしたら、その後には各メイドの出身地をきいたりと、かわるがわる話をしていって、各自の特徴を覚えようと思ったのだが、時間の制限ということで、
「さて最初にテーブルの上にあった紙の条件として書いてあった時間になった。今日はおしまいにするとして、便秘薬を渡そう」
3人のメイドは、ともにこの部屋のベッドメイクや掃除に選択などをしてくれているメイドたちだ。その娘たちにあてて条件を書いていたのだから当然なんだけどね。書いていった順番に魔法薬の量が多い小瓶を渡していく。
「それと、次回から、今はいている黒い生地をはいていてもらいたい。スカートとかに改造してもよいけれど、生地自体が平民の普段着よりも、破れやすいから扱いに注意してくれないかな」
「そうなんですか」
って、残念そうにしているのはフラヴィだったから、次回もくるだろう。あと、普段使いのスカートとかにするんだったら、それに見合う上半身の服装も生地代は高くつくのが、頭から抜けているのだろう。少々酔っているようだから。
「それで、そのまま帰るかな? それとも、スカートを履き替えるかな?」
先ほどので知恵がついたのだろう。
そういうことで、俺は自分の部屋の外の廊下で立っていた。
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