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魔法薬を好きなように
第7話 集団検診ごっこかなぁ
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のだ。スカートの上から触れるので、スカートの下の物は脱いでもらうこととしてもある。
どういう想像を彼女らがしたのかだが、おなかを直接さわるからということで、下着であるコルセットとか、シミーズなんかも、きていないようだ。スカートの下もドロワーズあたりもはいていないだろう。はいてきて脱ぐのだったら、その間ぐらいは、反対側を向いているつもりだったのだが、彼女らに貴族へそういうお願いをするという、発想そのものがなかったのだろう。

2人の承諾を得て、スカート生地の厚さを確認したが、

「うーん。やはり3人とも生地が厚いな。変わりになるものを出すからちょっとまってくれ」

なので、俺が事前に用意してあったのは、貴族のパーティドレスとしても使える上に、その下は透けて見えない黒系の生地である。

「この生地だけど、スカートのかわりに腰に巻いてほしい。それから、二重になるところは、横になるようにしてほしい。スカートをはきかえる間は、部屋の外にいる。だから、3人ともスカートからその生地に代え終わったら、部屋の中からドアをノックしてくれないかな?」

今度は、本人たちの様子も見ずに、俺は部屋の外にでて、部屋の中からノックがあるのを待っていた。感じようと思ったら、水の感覚に集中すればよいだけだが、だまってどうころぶのか待っているのも、また暇つぶしにはよい。そう思っていたら、俺の部屋の内側からノック音がした。さて、退出者がでるかな?

そう思って、ドアを開けると、3人とも黒い生地を巻きスカート風にまいていた。

「それでは、フラヴィを診るのを続けようか」

そしてあらためて黒地のスカートの上から、触診を開始して下腹部の途中で手を放す。本来なら、もう少し下部までいきたいところだが、あまりに股間に近くなりすぎるだろう。

「今度は反対にまわっておなかを下側にしてくれるかな」

ベッドの上のフラヴィはこのあと臀部をさわられることを気にかけていたのか、ちょっとばかり時間がかけたが、おなかを下にして、背中を上にした。

「じゃあ、続けて診るからね」

臀部よりちょっと上部あたりから、触診を再開する。臀部の中央部付近までさぐったところで、やめておく。これ以上は、割れている部分の中にスカートの生地ごとそわせていかないといけないから、嫌がる可能性がより高くなる。

「フラヴィ。もうこれで終わりだよ。詳しくは後で話すから、ワインでも飲んでこっちの様子でもみていてくれないかな。次は、ローラだったね。こっちのベッドにきて、へそより上2セントまでおなかを出して横になってほしい」

フラヴィとローラだが、入れ替わる際に、巻きスカートを手で押さえている。ずり落ちそうな感じでもあるんだろう。俺は、その間にノートにフラヴィの簡単な所見を記入しておいた。

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