暁 〜小説投稿サイト〜
雲は遠くて
32章 美樹と真央、恋愛を語りあう (2)
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
て、中学生ぐらいまでの間に完全なものとなるらしいの」

「なんだか、きょうの美樹って、心理学の先生みたいね」

 ふたりはまた楽しそうにわらった。

陽斗(はると)くんは、1時には来るんでしょう?」

(はる)くんは、1時だっていっていたわ。(つばさ)くんも、1時ころには来るんでしょ?」

「うん。そしたら、みんなで楽しく食事しましょう」といって、真央はいたずらっぽい目でほほえむ。

「真央ちゃんには、(つばさ)くんという、すてきな男の子がいるんじゃないの。新井竜太郎(あらいりゅうたろう)さんも魅力的だけれど」

「そうなの。(つばさ)くんのことは大好きなんだけどね。だから、わたしって、小悪魔的なのよ」

「そんなことないって、真央。真央のように、誰でも (まよ)うと思うわ」

「ありがと、美樹。美樹はいつも(やさ)しいよね」

 ふたりはまたわらう。

≪つづく≫
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ