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SAO編−白百合の刃−
SAO18-想いによる疾走
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 微笑ましいんですか? なんか殺気が伝わったのに微笑ましいんですかね?

「さてと、もっとガールズトークしたいけど仕事もあることだし訓練メニューを伝えるわね」

 そう言ってイリ―ナさんは私達に訓練メニューを伝えると、その内容に思わず感心してしまった。



 私とキリトと言う変態の兄と共に、集合場所に指定されたグランザム西門へ向かっていた。
 メンバーはコトブリーと言う間抜けな人と、食に飢えているキリトと言う人と、他数名。
 それと……、

「ざまみやがれ、ドウセツ! また戻ってきてやんの! しっかり面倒見てやるから覚悟しろよな!」
「キャラが定まらないわよ、負け犬」
「きさまあぁ! 負け犬とか言うな! ムカつくんだよ。その態度とかな!」

 ストロングスと言う、負け犬に加えて、

「……どういうことだ」
「ウム。キリトとクラディールの間の事情は承知している。だがこれからは同じギルドの仲間、ここらで過去の争いは水に流してはどうかと思っていな! ついでにストロングスとドウセツの仲を深めようと入れたのさ」

 アスナのストーカーのクラディールを加えて任務を遂行する。
 なんでこの人選なのか疑問に思う中、ガッハッハっと、バカみたいにゴドフリーは大笑いしていた。
 イリーナさんがいても、血聖騎士団にはバカな人がいっぱいるのね。
 しかし、クラディールという男……何があったのかしらね。少なくとも頭を下げて謝る人ではないはず。キリトに深く頭を下げているせいか表情が見られない。

「よしよし、これで一件落着だな」
「……バカみたいに笑ってないで、早く無意味な訓練しましょう」
「貴様! 少しは謹め! 」

 ストロングスが何か言ってきたが、どうでもよかったので無視する。それにゴドブリーのバカっぷりを見ていると苛立ってしまう。悩みってことあるのかしらね?
 そんなことを考えるなんて思ってもいない、ゴドブリーは今日の任務の説明をし始めた。

「よし、今日の訓練は限りなく実戦に近い形式で行う。危機対処能力も見たいので、諸君らの結晶アイテムは全て預からせてもらおう」
「……転移結晶もか?」

 キリトの問いに、当然と言わんばかりに頷いた。

「私は反対よ」
「ドウセツ!」
「バカじゃないの? 訓練って言っても何が起こるのかわからないこの世に、安全の転移結晶を外すなんて何考えているのかしら? その案は受け入れたくないわ」
「だから! いざって言う時の訓練だからやるんだよ。文句ばっかり言ってないで従えよ!」
「わかったから、吠えないで犬」
「いい加減に名前を呼べ、ストロングスだ!」

 反対しても埒が明かなさそうね……。
 あまり気が乗らないが、仕方なくクリスタルを預けた。同じくキリ
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