暁 〜小説投稿サイト〜
ルドガーinD×D
第十五話:三勢力会談と発熱
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
………頭がボーっとする……熱でもあるのか?

……今日は…大切な三勢力会談なのに……

取りあえず……部室にいかないとな……

………そういえば……クロが出て行ってから…体がなんとなくだるかったような……

……早く会いたいよ……クロ……



Side 祐斗

「いい、ルドガー、あなたは絶対安静よ」

「すみません………」

「仕方ありませんわよ、悪魔だって体調を崩す事だってあるんですから」

そう言って起き上がろうとするルドガー君を寝かしつける部長と朱乃さん

今日は大切な三勢力会談の日なんだけど――

「いくらあなたが重要参考人だとしても熱が40度もある子を連れて行くわけにはいかないわよ」

最近の急激な環境の変化のせいなのかルドガー君が40度という高熱を出して寝込んでしまったのだ

といっても本人は無理をして部室まで来てしまったんだけど

そのせいで部長からお叱りを受けていた

……まあ、それは部長の眷属への愛情ゆえなんだけど

「すみません、私の癒しの力は病気には効かないんです……」

「……アーシアは悪くない……悪いのは俺だ……」

アーシアさんの言葉にかすれた声で返すルドガー君……かなり辛いんだろうな

あんなルドガー君初めてみるしね

「ギャスパー、何かあった場合これを食べなさい」

「何ですか、この飴玉は?」

「イッセーの血が入った飴玉よ、これを食べれば一定時間は神器が安定するわ」

「わかりました」

「それじゃあ、ルドガーの看病をお願いするわね」

「はいですううううっ!!!」

ギャスパー君がやる気満々の様子で返事をする

彼はルドガー君と何か話した後から何か覚悟を決めた様に見える

そのせいかよくルドガー君に良くなついている?いや、仲がいいというべきか

……まあ、今回は彼の神器がまだ安定していないと言う理由で

留守番ということになってたんだけど、そのことが幸い(?)してルドガー君の看護に抜擢された

「ありがとうな……ギャスパー……」

「頑張りますうううううっ!!!」

「それじゃあ、お願いするわね、ギャスパー……さ、行くわよ!!」

「「「「「はい!!」」」」」

三勢力会談……無事に終わればいいな



「和平を結ぼうぜ」

会議も進み不穏な空気が流れる中アザゼルが放った言葉に

この部屋にいる誰もが驚愕しアザゼルを見る

「……まさか、あなたの口からそのような言葉が出るとは……」

「なんだよ、三勢力のトップの中で俺が一番信用がないみたいじゃねーか」

ミカエル様の言葉にアザゼルが拗ねたように言い返すが

正直言って僕もこの中ならダントツでアザゼ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ