コイツはヤバい。いやマジで
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の下で働いてるんだが、まぁそれはさておきよ。お前さんらを皆殺しにするのが俺のお仕事なんだわ。」
雰囲気が変わった、来るか・・・・。
「さ、てな訳で、死ねよ!」
その言葉と共に上がった悲鳴、それは俺らと馬車を挟んで反対側に居たサリナのもの。
「しまった、ゲブ神!!」
「ひゃははははは!!! そうだ俺のスタンドだ! アンタ俺かゲブ神か、どっちを止めるぅ? 手の回ってない方がアンタの仲間を殺すけどねぇぇぇ!!!!」
コイツ・・・・!!
馬車をワザとらしく追ったのはコレが狙いか、やりやがる。
・・・・だがな。
「アンタは一つ勘違いをしてる。俺の仲間は、俺以外は全員雑魚って訳じゃねぇ。」
「あぁ?」
「俺の仲間、特にタルタスのオッサンは凄く強い。アンタのスタンドくらいどうって事ないんだよ。」
そう言って俺は、以前買って腰に差してたナイフを抜き、目の前の男と対峙する。
「別に、アンタのスタンドを無理に倒す必要はねぇんだ。アンタを倒せば自然に消えるんだから。」
「ケッ、デカい口叩くがアンタ、その通りになると思ってんのかぁ!!!?」
その言葉が終わらないうちに、カゲツグはネーナさんの方へ。って速い!!?
俺の目で霞むレベル、間違いなく戦車の甲冑脱衣でも追えねぇ!!
「見ときな!! アンタの言うその仲間が血祭りに上がるのをよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
ズガッ・・・・・・!!
sideタルタス
「あぁっ!!!」
「サリナ!?」
馬車の反対側に居たセイト達がこっちに戻って来るのを待っていたら、急にサリナが悲鳴上げて倒れやがった。何だ!?
「って、コレさっきの水たまりじゃねぇか!!!」
気付けばサリナの足元にさっきの水たまりがあり、そこから手が伸びてる。
あの馬車を斬ったのもこの手だ、頭を過る最悪の事態に一気に血が引く。
「サリナ、無事かぁ!!!?」
「だ、大丈夫です!! 直前で跳んだので掠っただけに済みました。」
そう答えるサリナの顔色は良く、傷も深くなさそうだ。安堵の溜め息が漏れる。
だが、コイツは厄介だな。
液体であり、速度もセイトの妙な馬車並の者が出せる。
つまり、重戦士の俺じゃあ速度的に敵わないって訳だ。だからってサリナじゃ実力的に無理だろう。
「タルタスさん、この水たまりを見てセイトさんは『スタンド』って言いました。確かセイトさんが使っているあの精霊のようなものもセイトさんはそう呼んでいたと思います。」
馬鹿にするかのようにその場で留まって挑発している手を見ながら思案していると、サリナがそう声をかけてきた。
「つまり、どういう事だ?」
「つまり、セイトさん
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