16章 地上200mの誕生パーティー(1)
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
ミュージック・ファン・クラブ(MFC)のみんなは、
「それじゃあ、純さん、大変ですよ!」ということになって、
会費は、半額を、個人負担するということに、その場で決まった。
そんなふうな、森川純の、打ち上げの席上の、呼びかけで、
菊山香織の、誕生・パーティーが行われる。
参加人数は、ほぼ、昨日の打ち上げの参加者が、
そのまま全員で、クラッシュ・ビートや、
グレイス・ガールズのメンバーなどで、60人ほどであった。
会場は、イタリアン・レストラン・ボーノ(Buono)だった。
ボーノ(Buono)は、イタリア語で、「おいしい。すばらしい」
という意味だった。
新宿駅・西口から、徒歩で5分、
地上200mの高層ビル、その最上階の、52階にある。
大きな窓からは、
東京湾が、見渡せる。
開放感があふれる、パノラマの風景が、見わたすかぎり、
広がっている。
静寂な、夜ともなれば、
見下ろす、辺り、一帯には、
光きらめく、夜景が、広がる。
白壁や、おしゃれなデザインの金属の窓格子や、
調度品など、南ヨーロッパ風の、
インテリアの、店内のスペース。
ナポリ・ピッツァを、焼きあげるための窯が、
メイン・ダイニングにある。
そのピッツァ用の石釜を中心にして、
雰囲気の異なる、おしゃれな個室が5つあり、
立食でも、着席でも、いずれにも、対応するし、
レイアウト(配置)などの、要望にも、柔軟に、対応する。
そんな、自分の家にいるようにくつろげる、
アットホームさや、こだわった料理や、おいしいピッツァなどで、
新宿のOL(オフィス・レディー)に、人気の店である。
ボーノは、森川純の企画で実現した、モリカワの店であった。
≪つづく≫
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ