15章 カフェ・ド・フローラ (4)
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
「わかりました。じゃあ、あしたの午後あたりに、
おれの馴染のお店にでも行って、パーティでもやりましょう」
そんな、ふたりの、ぴったりと、気分も合っている話を、
矢野拓海も、
純さんと、香織ちゃんなら、お似合いかも・・・と、楽しく、聞いていた。
森川純と、菊山香織、矢野拓海たちは、
12席ある、大きな円形のテーブルの席についていた。
そのテーブルには、株式会社・モリカワに勤めている、
ロックバンドのクラッシュ・ビート(Crash Beat)の、
メンバーが全員と、
グレイス・ガールズのフル・メンバーが、揃っていた。
川口信也、
高田翔太、
岡林明。
あと、岡昇と、
大沢詩織(おおさわしおり )、
清原美樹、
平沢奈美、
水島麻衣。
清原美樹の右隣の椅子が、
ひとつ、空席であった。
美樹と仲のいい、小川真央が、
少し遅れて、やってくるためだった。
美樹の左隣には、仲よくなった、
ふたつ年下の、大沢詩織(おおさわしおり )がいる。
「おまたせ。みなさま、遅くなりました!」と、
小川真央がやってきた。
真央が長めの黒髪を揺らして、美樹のとなりに着席すると、
まるで、きらびやかな、色とりどりの、花が、
咲き誇る、花園のように、
テーブルは、いっそう、華やいだ。
「ジブリの、いま、公開の映画、『風立ちぬ』を見た人!
手を挙げてみてください!」
生ビールに、気分もよく酔っている川口信也が、
ニコニコしながら、テーブルのみんなに聞いた。
「はーい」と、まず、1番に手を挙げたのは、
1年生、19歳の岡昇であった。
続いて、「はーい」と、3年生の清原美樹、
1年生の大沢詩織、1年生の平沢奈美が、手を挙げた。
≪つづく≫
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ