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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第4章 俺の幼馴染とテロ屋さんが修羅場すぎる!
第60話 皆のお仕事
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仕事を見せてもらえるんですよね?」

「じゃあ受付という線はないわね。いつまでも受付だけ見てる客なんているわけ無いし。やっぱり接客系で……ホテルのレストランのウェイトレスとか?」

 う〜ん、確かにその可能性が一番高そうだな。もしくは……意外なところでバーテンとか?

 などと悩んでいるうちにそこそこ時間が経ち、ようやく黒歌姉が更衣室から出てきた。ってその格好は!

「お待たせ、じゃあ行こっか!」







「いやぁ、黒歌くんには本当に助かってるよ」

 そう言って朗らかに笑うのはなんと、このホテルのオーナーさん。この人が黒歌姉の契約者さんらしい。俺達の予想通り、黒歌姉の働いてる場所はこのホテルのレストランだった……んだけど仕事内容はちょっと違っていた。では何の仕事をしていたかというと……

「はい! 3番テーブル、フォワグラのポワレ蜂蜜ソース3色のテリーヌ添え、上がり!」

 なんと黒歌姉、ここの厨房でコックをしていた! しかもここのレストラン、客に料理している姿も楽しんでもらえるように厨房一面がガラス張りになっていて、その前で黒歌姉合わせて数人がパフォーマンスを交えつつ腕を振るっているんだ。

 俺達はそれをオーナーと一緒にテーブルの一つについて眺めていた。っていうか普段家庭料理しか作らないけど、フランス料理なんか作れたんだな黒歌姉。

「先日コックが偶然ながらも数人連続でやめてしまってね。あそこに立てるスタッフが減って困っていたんだよ。あれはこのホテルの名物の1つだからね」

 確かに合間にちょっとしかジョークや、それとは一転高い技工で料理が出来上がっていく様子は見ていて楽しいかもしれない。それに厨房の中全員がそこそこ歳のいった男性の中、コックの服装に身を包んで笑顔を振りまきながら料理する黒歌姉には華があった。

「でもよく他の従業員はバイトを厨房に入れることを了承してくれましたね」

 そう、黒歌姉はこのオーナーさん以外にはバイト学生と認識されてると言っていた。普通に考えたらあの場で料理することを他のコックさんたちが了承するとは思えない。

「もちろん最初は反対されたんだけど、一度試しに調理させてみたら誰も文句を言わなくなったね。それにあの明るい性格にいつも笑顔なこともあって、今では厨房の中全員が黒歌くんのファンだよ。お客様の中には彼女の固定客になる方も少なくないんだ」

 おおぅ、流石黒歌姉。料理が好きで腕もいいとは思ってたけど、まさか本職の人に混じって働けるほどの腕になってたとは思いもよらなかったぜ。好きなものほど上手になるってのはやっぱり本当なんだな。

「彼女にはぜひこのままここに就職して欲しいのだけどね……」

「ごめんなさいオーナー、前も言ったけどもう就職
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