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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第4章 俺の幼馴染とテロ屋さんが修羅場すぎる!
第60話 皆のお仕事
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と、思ってたんだけど
「えぇっ!? 火織もう行っちゃったんですか!?」
剣道部の練習終了後、今日の道場の掃除当番だった俺やゼノヴィア、そしてそれを待ってたイリナと共に部室に行ってみると、火織はもう仕事に行った後だった! 龍巳にアーシア、レイナーレは俺たちを待ってたのかまだ部室にいるな。
「えぇ、先方が時間を早めてもらえるよう火織の携帯に連絡があったらしいの。あなた達のことは伝えておくそうだから、後から追いかけてきて、とのことよ」
まぁ先方の都合ならしょうがないか。うぅ、でもせっかくいつもより火織と長く一緒にいられると思ったのに。
「それでは皆さんを転送いたしますわ。魔法陣の中央へ」
朱乃さんが転送用の魔法陣を起動させながらそう言った。予め行き先を朱乃さんに伝えておいてくれたんだろう。でないと俺達は行き先が分かんねぇからな。
そして転移用魔法陣が起動し、行き着いた先は……
「えと、ここでいいのかな?」
普通のどこにでもあるような一軒家、その玄関の前だった。直接家の中への転移じゃないのか。まぁいきなり家の中に複数の悪魔が現れたりしたら驚かれるだろうから、そのための配慮かな?
取り敢えずここにいても仕方ないので目の前の扉の呼び鈴を押してみる。すると……
「は〜い! ……あら?」
中から出てきたのはエプロンを付けた、どこからどう見ても普通の奥さんだった。
「火織さんが言っていたのはあなた達かしら?」
「はい、グレモリー眷属の者です。聞いてると思いますけど、今日は見学をさせてもらいに来ました」
「あらあら、そうですか。どうぞ上がってください」
と言って俺たちを家の中に通してくれる奥さん。なんて言うか、今までで一番普通な依頼主さんだな。これまで森沢さん、見た目エッチなOLさん、高級ホテルのオーナーに大会社の社長と来てたから、なんだかすごい新鮮に感じる。っていうか複数の悪魔が同時に来ても全然動じねぇのな。それだけ火織が信頼されてるってことか?
「火織さんは二階の一番手前の部屋にいますから、どうぞ先に上がっていてください。私はお茶を入れていきますので」
「えっ? あ、いえ、お、お構いなく」
なんか子供の友達が遊びに来たみたいなノリだなこの人。俺達が悪魔だってこと、全然意識してないみたいだ。
そして俺達は二階に上がり、言われた扉の前に立つ……んだけど
「えっと……入っちまっていいのかな?」
「急に入って火織ちゃんのお仕事の邪魔にならないかしら?」
「火織も私達が来ることは知っているだろうから問題無いと思うが」
「取り敢えずこっそり覗いてみる?」
「えぇっ!? あの、よろしいのでしょうか? 覗き見なんて……」
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