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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第4章 俺の幼馴染とテロ屋さんが修羅場すぎる!
第60話 皆のお仕事
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われると……」
まぁ確かに、止むに止まれぬ事情でそういった仕事をして食い繋いだり、子供育ててるって話は物語ではよく聞く話しだしな。……実際は知らんけど。
「あぁ……もっと、もっとぉっ!!」
「うふふ、いくらでも押してあげますわこのダメ社長! 社員が見たらどう思うかしら!?」
「あぁっ!? もっと罵って!!」
そんなこと言ってる間になんかあっちは盛り上がってた! いやもうホント、何なのこれ? 最終的な事実だけ見るならただのマッサージなのに、見た目も会話も全く別のことしてるようにしか見えない! ……けどまぁなんにせよ、レイナーレの人に言えない悩み事ってのが一番的を得ていたな。社長ともなると下手にそういう店に入るわけにも行かないだろうし、秘密の漏洩を気にする必要のない悪魔に依頼するってのがうってつけだったってわけだ。
「ってあれ? レイナーレは?」
「あれ? そう言えば……」
いつの間にか俺達の輪からレイナーレが居なくなっていた。あいつ、どこ行っちまったんだ? 一応あいつの主人だし、探しに行った方がいいのかな、と思っていると……
バサァッ!
なんか翼を生やしたレイナーレが社長さんの座る椅子の背もたれの上に降り立った! しかもいつの間に着替えたのか、格好は朱乃さん同様ボンテージ!
「へぇ〜、あんた、痛いのが気持ちいいんだ」
「き、君は……?」
困惑する社長さんを無視しレイナーレは片足を振り上げると……
「じゃあこんなことしてもあんたは気持ちいいのかしら、ねっ!!」
かかとを社長さんの肩に振り下ろした!
「おおぅっ!?」
更にそのままグリグリと肩を踏みつけるレイナーレ!
「ふん、汚らわしい。これだから男は嫌なのよ!」
「あぁっ!! その目! もっと! もっと蔑んで!」
「あらあら、レイナーレちゃん。どうやら相当こういったことに慣れているようですわね?」
「ふん、伊達にイッセーの依頼主の相手はしてないわよ」
「あらまあ、そうですか。これは私も負けていられませんわ、ね!!」
「んおぉぉぉうっ!!」
そのまま2人で競い合うようにして社長さんを攻め立てる! ……っていうかもう、レイナーレまで何してるんだか……。
「い、イッセー! あれは、あれはいいのか!?」
「……いやもう、本人がいいならどうでもいいんじゃね?」
完全に引いてしまっているゼノヴィアに対して、もう俺は投げやりにそう返すしかなかった。
「き、効くぅ〜〜〜っ!!」
さぁっ! 今日は待ちに待った火織の仕事見学だ! 今日で一通り皆の仕事を見て回ったことになるな。火織がどんな仕事してるのか楽しみだぜ! ……
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