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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第4章 俺の幼馴染とテロ屋さんが修羅場すぎる!
第60話 皆のお仕事
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先は決まってるから♪」
って黒歌姉がいつの間にか料理の乗った皿を持って俺達のテーブルに来ていた。そしてその皿を
「はい、ご注文の品♪」
「ん、ありがとう、黒歌お姉ちゃん」
「って龍巳!? お前いつの間に注文を!?」
「ついさっき」
おいおい、俺達は黒歌姉の仕事見に来たんであって客としてきたわけじゃないんだぞ!?
「大丈夫、お金はちゃんと払う」
「当たり前だ!」
「ふふ、イッセーもなんか食べてく?」
「い、いや、流石にそんな金は……」
だってこの店、水にまで金取るんだぜ? お冷や頼もうとしたらペリエっていうラベルが貼られた瓶に入った水が出てきて、しかもコップ二杯分も入ってないのに1500円ってどういうこっちゃ? こんな店の料理、一体いくら掛かるか分からないし怖くて頼めねぇよ。メニュー見ても値段書いてないし。っていうか料理名見てもこれがどんな料理なのかがまず分からん。龍巳の皿に載ってるのだって……うん、なんとなく美味しそうだなぁとは思うけど、なんの料理かと聞かれると分からんとしか答えられねぇよ。
「なぁに、遠慮することはない。黒歌くんには助けられているからね、今日は私がご馳走しよう。皆も好きなものを頼みたまえ」
「えぇっ!? いや、流石にそれは悪いですよ! 俺達は見学に来ただけなのに!」
見れば龍巳以外の皆も遠慮しますと言わんばかりに手や首を振っていた。流石に俺たちまで龍巳みたいに図々しくなれないって。実際龍巳は金持ちだしな。悪魔になってから知ったけど、こいつ賞金首捕まえてガッポガッポ稼いでるからな。
しかしながら遠慮する俺達に更に薦めてくるオーナーさん。
「いやいやそんなことはないよ。むしろ黒歌くんにはいつもかなり安い代価で働いてもらっていてこちらが悪いくらいだ」
「ふむ、その代価とは?」
そしてその発言に興味を持ったのはゼノヴィアだ。まぁ一応こいつらの目的は悪魔の仕事を知ることだし、その辺のこともしっかり調査するのが本来の目的だったんだろうけど……今は完全に単なる興味だろうなこいつ。なんか昨日、一昨日の白音ちゃんと祐斗の契約を見て、もうなんか色々と悟りきったような顔してたからな。
「契約の初めにまとめて支払ったんだが、ここのホテルやレストランの割引券や関係グループのサービス券や優待券などなどだよ。全部で2000枚くらいかな?」
2000枚!? えっ、そんなに!? 皆も表情からして俺と同じこと思ってるな。そして真っ先にイリナがオーナーにそのことについて質問した。
「えぇっ!? あ、あの……それって安いんですか?」
「それはそうさ。割引券と言っても使われて利益がなくなるほどの割引はしていないからね。それに実質ここ最近割
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