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赤龍帝の兄の日記
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□月○日


今日ははぐれ悪魔の討伐について行くことになった

何でも俺の実力を知りたいからとのことだ

イッセーの手前、情けない姿は見せるわけにはいかないので今日は念入りに準備運動をさせてもらった

しかし、シャドウボクシングをしていると何故かリアス達に引かれてしまった

……なぜだ?俺はただジャブでソニックブームを巻き起こしただけだぞ?解せん

まあ、気にしてもしょうがないのでそのまま準備運動を終え

はぐれ悪魔が潜む廃墟へと向かった

「変態だ……イッセーの教育上よくないな」

それがはぐれ悪魔バイザーを見た俺の感想だ

下半身は馬で上半身は裸のその姿は間違いなく変態だ

イッセーがバイザーの露出した胸に見入っているのが頭痛の種だが

思春期の男の子だから仕方ないことだろう

それよりも今は戦闘だ

「イッセー!!集中しろ!!戦場で気を抜くと死ぬぞ!!!」

イッセーに声をかけ相手の攻撃に備えるように促す

イッセーが俺が以前教えた構えをしたのを確認すると同時に攻撃を仕掛ける

まず神速で相手の懐に入る、そして左アッパーでバイザーの腹を殴り空中に打ち上げる

そして飛び上がり、空中で無防備なバイザーの顔面を全力で殴りつける

ゴキッと首が折れる音と共に地面に叩きつけられたバイザーはピクピクと痙攣するようにしか動けない

「これでいいかい?」

そうリアスに言いイッセー達の元に戻る

ああ……イッセーの尊敬のまなざしが気持ちいい

その後バイザーはリアスが消滅させたらしい、気づかなかった……

まあ、どうでもいいことだろう



□月?日


仕事で手間取ってしまい

いつもより遅くなって家に帰るとイッセーが料理を作って待っていてくれた

しかも俺の大好物である豆腐料理だ

普段は料理など作らないのは知っているので驚いていると

いつものお礼だと恥ずかしげに言われたので思わず嬉し泣きしてしまった

イッセー……立派に育ってくれてありがとう

感動のあまり料理を写真で撮って永久保存しておこうとしたが恥ずかしいからやめてくれと言われた

残念だ……



□月#日


今日は絶好調だ!!

昨日のイッセーの手料理のおかげでテンションが上がって仕方がない

おかげで人間界に迷い込んだミノタウロスを討伐するという依頼を

五秒で終わらすことが出来た

自己最速に後二秒で並ぶ記録だが――

また依頼者のやたら長い世間話で時間をくってしまった

しかも、イッセーの入学式に遅刻する原因を作った因縁の相手だった

正直いなくなった方が世界の為になるのではないのだろうか?

そう考えた
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