兄の日記:二ページ目
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
俺は何も悪くないと思う
□月+日
以前にアーシアを案内した教会が気になっていたので仕事の合間を縫って調べにいって見た
俺は悪魔ではないので別段教会を訪ねても問題はないので堂々と正面から訪ねてみた
すると――
アーシアがお茶を入れて出迎えてくれた
何でも余り話してくれる人がいなかったらしいので俺が来てくれたことが嬉しかったそうだ
二人で和やかに話していると(主にイッセーのこと)白い髪の神父がアーシアに仕事だと伝えに来たので
そこでお茶会は終了となった
アーシアの見送りを受けて再び仕事に向かう
………さっきの神父は間違いなくはぐれ神父だな
隠しきれない血の匂いが何よりの証拠だ
それにあの教会には堕天使の気配がいくつかあった……やはり何かあるな
そうなるとアーシアは堕天使の共犯者か?
いや、見た感じそうには見えない、どちらかと言うと利用されているんだろう
それにあんな純粋な子が悪事を働く訳がない
正直言って妹に欲しいくらいだ
イッセーも胸だけでなくああいう子を好きになればいいものを……
と、話がそれたなとにかくリアス達に報告しないとな
まあ、その前に仕事を片付けないとな……はぐれメ○ル、捕まえるのは面倒だな……
□月*日
イッセーがはぐれ神父との戦闘で負傷した、おまけにアーシアまで傷つけられたらしい
……許さん!!見つけたらそいつを――
(字が汚くて読めない)
とにかくあいつらの潜伏先は既に突き止めてあるのでリアスに報告しておいた
因みに教会に殴り込みに行こうとしていたのが戦争が起きかねないという理由で止められた
くそ……ならばこの怒れる拳をどこにぶつければいいんだ!?
……近所の山で謎のがけ崩れが起こったのは仕方がないことだろう
□月!日
アーシアが攫われた……
そう、泣きそうな声でイッセーが伝えに来た……
友達なのに何もできなかった…攫われていくのを止める力もなかった…
助けに行きたくても自分の立場じゃどうしようもない…と
そんな自分の無力さに打ちひしがれていた……
兄として何とかしてやりたいが……これは俺が出るべきものじゃないな
これはイッセーがやらないといけないことだ
「大切なら、守り抜け、何に代えても」
それだけ言い残し家を出る……
あいつがどう動くかは俺には分からないが……
もし動いたならその時は自由に暴れまわれるようにしておいてやらないとな
それが兄として出来る最大限の手助けだ
リアスからイッセーが教会に向かったことを聞いた
あいつは助けにいったか……さすがは
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ