〜十四幕〜人を操る少女
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菜「でも、何で行きなり記憶戻したり、ドクロっちの記憶をちょっと消したりしたのかな?」
「何でって???お前の能力だろ!」
菜「??能力の使い方何て全然知らないよ?」
菜々の言い方からすると意図せずに能力がでたって事か?
だとしても何で自分の記憶なんか消しちゃったんだ?
暴発?
何でもいいや!
菜「変な女の人に???殺せって???言われた気がする????」
その言葉を発した時には、もうさっきのニコニコした菜々の顔は無くなっていた。
まるで誰かに操られているかの様な、表情が消え、感情も無くなっているかのような????
言い知れぬ恐怖が、体全身を巡った。
妖「お待たせしました〜!夢想斬と狂乱月です〜」
「来るな!!」
一喝した。
妖夢は少し驚いたが、菜々の現状を見て、粗方理解したようだった。
「ちょっち、痛いかもだぜ???菜々!」
『光を創りだす!!』
これで目眩まし成功!!
後は、背後に回って???
手の震えが止まらない。それどころか、涙まで出てきている。
理由は分からない。何故か恐怖の感情が増している気がする
「あ???ぁぁぁ???!う??ぁぁ」
喋る事すら儘ならなくなっていた。
菜「人間は、恐怖の感情が極めて強い???何故なら人は、生まれついてある武器が無いからだ」
妖「生まれついてある??武器?」
妖夢が問いかける
菜「鋭利な爪もなければ強靭な牙も無い、だからと言って力が強い訳でも無い
そうなればどうすればいいか?簡単な事、恐怖の感情を強めれば、無闇に戦い、死ぬ事も無くなる」
「くっ???!うぅぁぁ???!」
脳が生きる為に恐怖の感情を出しているって訳か???
でも、出すだけじゃあ無意味、怖けりゃ逃げないとな!
『壁を創り出す』
高さ10m位はある、鋼鉄の壁を創り出した。
「これからどうすりゃいいんだ?」
正直、今の状況を打破する事は不可能、視界を閉ざしても、彼女は能力が使えてしまう。
厄介過ぎる。
菜「打開策を考えてる?」
??????!?
読まれてるのか?考えが?
菜「動揺してるね?心が乱れると、そこから何もかもが乱れてくよ?」
このまま膠着状態に持ち込んでもいいが????いつ俺の記憶を消されるかが心配だ??
「はぁ???」
俺は壁をしまった
菜々は少し不思議そうな顔をした。
俺は走った。菜々に少しでも近づかなくては???菜々との距離が1mも無くなった。
『能力が使えない空間を創り出す』
菜「しまっ????」
「無駄だぜ!半径20mお前も俺も、能力が使えない!」
菜「くっ????!」
怒りの表情を浮かべた
「お前の能力は
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