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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos31-E砕け得ぬ闇の使徒〜Friends〜
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メントの後ろ姿を見守っている。そんな中、「ダメ!」なのは達がテスタメントを押さえに掛かった。

†††Sideイリス⇒ルシリオン†††

エイミィからテスタメントと名乗っていた頃の俺が残滓として出現したと聞いて、俺は焦った。テスタメント時の俺の防護服は“界律の守護神テスタメント”の聖衣のレプリカだからだ。問題は、その格好の俺をはやてに見られているということだ。
ジュエルシードの2つ目を回収する際、はやてが同行を願い出てきたあの日。セレネ・スクライアとエオス・スクライアと初邂逅して戦ったあの日だ。もし聖衣を纏ったテスタメントがはやてと出会えば、その時点で俺がテスタメントだとバレる。だがそれは杞憂だった。やはり俺、と言うべきか。それとも偶然か。テスタメントは聖衣ではなくブラウスにスカートというラフな格好だった。

『最初、私が死んだと聞いたとき僅かに焦ったが・・・本物のルシル(おまえ)を見て安堵したぞ』

『当たり前だ。エグリゴリ全機を救うまで、俺が死ぬわけがないだろう』

なのは達から事情を聴いているテスタメントと念話で話し合う。

『ふっ。違いない。・・・驚いたと言えば、アリシアやリインフォースが生きていることだ。彼女たちから話を聴けば、どれもこれも奇跡と言ってもおかしくない事象。未来の、本物の私よ。何か知っているか?』

『いいや。俺も先の次元世界とは違う歴史に驚いているところだ。ただ、悪くはない変化だろ?』

『そうだな。あ、そうだ。グランフェリアはどうした?』

『もちろん・・・救ったよ』

『それが聴けただけで十分だ』

安心したと声色で判る。そうして俺の過去、テスタメントは“闇の書”の闇からの侵食という理由で自害の道を選んだ。シャルやクロノ、シグナムたち騎士はテスタメントの自害を尊重するようだ。テスタメントと知己であるシャルとクロノは、その手で倒したくないという願望から。シグナム達は、そう深い関係ではないから手を出せないと思っているのだろう。

「ダメだよ、こんなの・・・!」

「あんた、自害とか何を考えてるわけ!?」

「やめて、テスタメントちゃん!」

そこで止めるのが、テスタメントと友達になりたいと言っていたなのは達だ。3人は“第四聖典”を持つ右手にがっしりしがみ付いて、テスタメントの自害を阻止しようと躍起になっている。

「私が闇に呑まれて自我を失くした時、あなた達・・・私を殺せる?」

「「「っ!!」」」

「本物の私の事故死にすらそこまで悲しんでくれている、優しいあなた達。そんなあなた達が、友人を守るために、この街を守るために、この私、4th・テスタメントを倒せるわけ!?」

倒せるわけがない。今のなのは達はまだ幼く、優しすぎる。テスタメントの話を聴いて無意
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