バカルテットと真面目ちゃん。
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きた。能力を使ってみると、けなげな掛け声からは考えられないなんともまがまがしい霊力を感じ取った。
「だれだ!? 出て来い!!」
暗基が声を荒げて叫ぶ。すると、後ろの木陰から、金髪に赤い大きなリボンをつけ、黒いドレスを来た小さな女の子が現れた。まぁ東方を一通りたしなんでいる暗基はすぐにわかったが、あえてたずねることにした。
「……、だれ?」
すると、その女の子は、
「私はルーミアなのだー。あなたは食べてもいい人類?」
でた。紅魔郷で霊夢を相手にした時……だったっけ? に言うあのセリフ。
生で聞けたぞオイうれしいなオイ。じゃなくてだな。
「んー、おれは食ってもうまくないと思うぞ?」
「そーなのかー。じゃぁ試してみるのだー」
「いやだから」
「試すのだー!」
「……、戦闘不可避なんですねわかります」
そして暗基は戦闘態勢になる……ところで、また何かが来た。
「やっぱりサイキョーなのはあたいよ!!」
「チルノちゃん相変わらずだよね」
「ホントホント。その自信はいったいどこから出てくるのか知りたいわ」
「お、ルーミアだ。おーい!」
「お? みんないたのかー」
「これってまさか……、バカルテットか?」
バカルテット。それはとある4人の妖怪のことをさしている。先ほど言ったルーミア、ミスティア。さらに後2人。Hこと氷の妖精チルノ、蟲を操ることが出来る蛍の妖怪であるリグル・ナイトバグ。この4人は群を抜くおバカの集まりとされ、バカルテットと呼ばれている。
この場所には大妖精という、チルノの友達的なポジションのやつがいるが、こいつはバカルテットではない。ただチルノと一緒にいるだけである。
「お、どうしたのルーミア」
「おいしそうな人間を見つけたのだー」
「そういやなんかいるねそこに」
「おーやっと気づいたかおバカ共」
「なっ!?」
「さすがに今のは聞きづてならないね」
あ、あれ? 何で大ちゃんがキレるの?
てか、あれなんかおれが知ってるみんなと違う……?
「「「「「新しい力、試すときなり!! だね!!」」」」」
バカルテットと大妖精が突然叫んだ。すると、突然、まさに突然だ。
5人の体から、とてもおぞましい怪物の姿をしたものが生えてきた。
「う、うわなんじゃこれキモッ!!?」
偽りを捻じ曲げる程度の能力。確かに偽りだねこれは。こんなことさせるんですかこれ。
「さぁ、この新しい、優理亜様から授かったこの力、存分に発揮しよう!!!!」
……あの、その姿で言われるとものすごく怖いんですけど……。
「……、きっとどこかに、あいつらが封印されている道具があるはずだ……。だけど」
どこにあるのだろうか……。と考えているうちに、
「
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