第三話
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
た。
「れっ鈴仙さん!?」
「注射一本でこの威力か……思った以上の効力だな」
「なっ……」
鈴仙が立っていた場所には、さっきまで離れた場所に立っていた男の姿だった。どうやら彼が鈴仙を思いっきり吹き飛ばした犯人らしい。
「どういうこと……」
「注射で身体能力をあげた。これであんたらとも対等に戦うことができるってことだ!」
「きゃっ!?」
今度はさとりの体が宙に浮き上がり、そのまま地面にたたきつけられる。もちろん男が動いた瞬間、だれも彼を捕えることができていなかった。
誰も言葉を発することができず、ただ彼を見ることしかできない。現状は最悪だった。
「さあどうする? 俺の目的はあんたらを黙らせて捕獲すること。そして外で待っているであろう本隊に人質として提示すること」
「なっ!?」
「さあ……どうする?」
男がそう言った瞬間、また彼の姿は見えなくなっていた。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ