第五十九話 Repliforth Base
[2/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
の対峙に拘った理由はカーネルとのことだ。
それこそ空中戦等に長けたペガシオンを相手取るなら、ファルコンアーマーを得たエックスの方が有利であると言うルインの正論を退けてまでだ。
聞けばペガシオンは今は亡きジェネラルやカーネルを軍人としてこの上無く尊敬していたと言う。
その彼らの死の原因となったイレギュラーハンターを決して快く想っているはずがない。
ゼロ「(カーネルは俺が殺したようなものだしな…)」
あの時、ディザイアに対し、何かしら行動に移していたらカーネルは死なずに済んだかもしれない。
今でも彼の死は自分の中に残っている。
ゼロはバスターショットを構えると、セットされている時限爆弾を撃ち抜いた。
このタイプの時限爆弾はタイムリミットを過ぎないと本来の威力を発揮しない。
ゼロ「(何故こんな大量の時限爆弾を…まさか、自害する気なのかペガシオンは!!?)」
急いでペガシオンの元に向かうゼロ。
タイムリミットを過ぎないうちに時限爆弾を破壊しながら、突き進む。
『ゼロ…』
ゼロ「っ!!」
ハッと目を見開くゼロ。
今では聞き慣れた声が聞こえる。
声に導かれるように足を動かすゼロ。
しばらくすると見慣れたカプセルがあった。
ゼロ「Dr.ライト。またあなたですか、すまないが後にして頂きたい。」
ライト『時限爆弾に関しては君が先程破壊したので最後じゃ…すまぬな。何としてもエックスに渡して欲しいものがあるのじゃ』
そう言ってライト博士は深々と頭を下げる。
ゼロ「ファルコンアーマーは完成させたはずです。まさか、ドップラー博士の時のアーマーのようにファルコンアーマーの強化チップが?」
ライト『そうではない。ファルコンアーマーとは別のアーマーじゃ。ファルコンアーマーは機動性にこそ優れてはいるが、その分パワー面では他のアーマーに比べて大きく劣ると言う弱点もあってな。今後現れるであろう強大な敵と戦うには些か心許ないのじゃ』
ゼロ「そのための新たなアーマーを?」
ライト『うむ』
ライト博士は彼に託すパーツに関して説明を開始する。
ライト『今から君に託すアーマーは名を“ガイアアーマー”と言う。先ほど述べたファルコンアーマーの弱点をカバーすべく、かつてルインが使用していたFXアーマーを元にパワーと防御性能に重点を置いたアーマーじゃ。そのうちのボディパーツをここでは授けよう。特殊合金の装甲とかつてのサードアーマーのディフェンスシールドを発展強化させた。一定時間相手の攻撃を更に半減させる防御フィールドを展開する能力を持ち、従来のアーマーとは一線を隔した防御力を発揮するが、その真の目的は敵の攻撃を防ぐ以上にガイアアーマーの出力から、エックス自身の身を守る事にある。エックスにはガイアアーマー
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ