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妖精の義兄妹のありきたりな日常
マグノリア探索
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へへ…。」
「ウェンディ。顔がニヤついてるわよ。」
「へっ…!?」
ウェンディは自分の口を咄嗟にふさぎ、辺りを見渡した。運よく誰もいなかった。
「ほっ…、よかった。」
「嬉しいのは分かるけど、もうちょっと落ち着きなさい。」
「だってぇ。」
ウェンディは頬を膨らませ、おまけに顔も赤くなっていた。
ちょうどその時、厨房からエルザが荷台を押し、夕食を持ってきた。
「待たせたな。今日はビーフシチューだぞ。」
ウェンディとシャルルの前におかれたのは、肉がゴロゴロ入った美味しそうなビーフシチューだった。
「これ、エルザさんが作ったんですか?」
「いや、今日のはミラが作ったんだ。ミラは料理が上手いからな。」
「じゃあ、いただくわ。」
「いただきまーす。」
ウェンディとシャルルはスプーンを手に取り、ビーフシチューをすくい、口の中へと運んだ。
「ん!美味しいです!」
「…なかなかのものね。」
二人の評価は共に満足の品だったようだ。それからも二人の手は進んだ。エルザも一緒に夕食を取っていた。
「ところで、今日はどんな所を回ったんだ?」
「マグノリアの街をぶらりとしてショッピングセンターに行って、帰りに小さな雑貨屋に行ったわ。」
「そうか、まだマグノリアの街には良い所があるからまた回ってみるといい。」
「はい!!」
ウェンディは元気よく返事をし、食事を再開させた。
「では、私は先に休ませてもらう。後の片付けは任せてもいいか?」
そんな話をしている間にエルザはビーフシチューを食べ終わり、席を立った。
「はい、わかりました。おやすみなさい。」
「おやすみ。」
エルザは食器をシンクにかして自分の部屋へと帰っていった。
それから数分してウェンディとシャルルもビーフシチューを残さず食べきり、食器を洗って自分の部屋へ向かった。

















場所を変えてタクヤの自宅
こちらも夕食を済まし、寝じたくをしていた。ちなみに、今日はの夕食はオムライスだった。
「そろそろ寝よーぜ。」
「そうですね。」
タクヤとエマは自分のベットの布団の中に入り、電気を消した。
「おやすみなさい。タクヤ。」
「おやすみー。」
そして、タクヤたちは眠りについた。


















「ウェンディ、そろそろ寝ましょ。」
「うん、そうだね。」
ウェンディは化粧台の前で髪を解きながら答えた。
ウェンディとシャルルも自分の部屋へ戻り、入浴も済ませ、寝じたくをしていた。
「私、妖精の尻尾に入ってよかったよ。」
「何よ、急に。」
シャルルは既に自分のベットに入っていた。
「みんな、優しいし、楽しいし、なんていうか、温かいところだよね。」

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