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妖精の義兄妹のありきたりな日常
マグノリア探索
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も揃ってるんですねー。」
「これだけ多いんじゃ一日じゃ回りきれないわね。」
「じゃあ、みんなが行きたい所に行こうよ。」
ウェンディがそう提案したのでタクヤたちは一つずつ行きたい所を挙げた。











「良いの見つかったかー?」
「ハァ〜、これなんかもいいですし、こちらも捨てがたいです〜。」
「結局、決めきれてないじゃない。」
ここは調理器具や食器が置かれている店
世界中から様々な調理器具などが揃っており、マグノリアの主婦たちには大人気なのである。
ここを選んだのは普段から料理などをしているエマだ。タクヤの食事はほぼエマが作っているのだ。
ちなみに、今エマが見ているのは包丁のコーナーだ。
「いやー、良いのが揃いすぎていて困っちゃいますねー。」
「そんな風には見えないけど。」
「エマは本当に料理が好きだね。」
「はい!大好きです!!」
エマは目を輝かせながらウェンディに言った。
「よし!毎日メシ作ってもらってるから何でも好きなの一つだけ買ってやるよ。」
「本当ですか!!タクヤ!!!」
「あぁ。」
「ありがとうございます!!!!」

バッ

エマは嬉しさのあまりにタクヤに飛びついた。
「早く決めちまえよ?」
「はい!!!」
エマは再び包丁のコーナーへ戻っていった。
















「フフフ♪」
エマは大きな袋を抱え、鼻歌を歌いながら歩いていた。
「気に入ったものが見つかってよかったね。」
「はい!!」
「あんまりはしゃぐんじゃないわよ。」
ウェンディたちはそんなたわいもない話で盛り上がっていた。
「お、着いたぜ。」
タクヤたちが次に訪れたのはシャルルがチェックしていたお茶屋さんだった。
「中からいい匂いがしますね。」
「じゃあ、中に入ろっか。」
「えぇ。」
顔には出していないがシャルルも機嫌がいいようだ。
「いろんな種類あんのなー。」
「ま、私はこのダージリンティーだけどね。」
シャルルは他のお茶には目もくれずダージリンティーを取っていた。
「ほかのは買わなくていいの?」
「いいのよ。私、ダージリンティーしか飲まないから。」
ウェンディが他のお茶を勧めたがシャルルは頑なにダージリンティーを買うと言った。
それほどダージリンティーが好きなのだろう。
そして、ダージリンティーを買うため、レジに向かっていた時、
「あら?タクヤ君たちじゃないですか。」
偶然そこに居合わせたのは同じ妖精の尻尾の魔導士のジュビアだった。
「ジュビアじゃねーか。」
「ここで何してるんですか?」
ウェンディがジュビアに聞いた。
「もちろん紅茶を買いに来たんですよ。そしたら、とても良いものを見つけちゃったんです!!
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